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Beat Audio、新リケーブル「Supernova MKII」。「ステージ感やディテール約300%に」

 ミックスウェーブは、Beat Audioのケーブル「Supernova」の後継モデル、「Supernova MKII」6機種を11月16日に発売する。価格は各35,100円。イヤフォン側の端子はMMCX、2ピンの2種類、入力端子は3.5mmステレオミニ、2.5mm 4極、4.4mm 5極の3種類を用意する。

MMCX採用の「Supernova MKII」

 「2016年に、Supernovaに使用している材料が中長期的に入手困難になるという一報を受けた」事で、開発がスタートした後継モデル。しかし、オリジナルのSupernovaを音響特性を品質上の基準とし、様々な製法で作ったサンプルケーブルを何度も試したが、「Supernovaの水準を超える線材を新たに作り出すことは難しく、結果的にSupernovaをベースとした設計思想を一度リセットし、また一から新しい幾つかのケーブルデザインを試していくことに至った」という。

2ピン採用モデル

 完成した「Supernova MKII」の導電糸には、単面ではなく“多面”になるよう、導電糸を精巧に研磨した特注の導電糸を採用。多面になるよう研磨する事で、表面積が増え、有効な導電面積をSupernovaの8倍に向上させ、情報量も向上したという。

 また、導電糸は従来1本だったものを、30本に増加。純銅線に銀メッキを施している。さらに、振動を最小限に抑えるための螺旋状に成型されたナイロン糸を導体のコア部に使用した。

 シース部のケーブル構造は、Supernovaで採用したものを踏襲しているが、スパイラルパターンを持つ高純度銀のシース部を品質改良。専用のマシンにより成型された極薄のシルバー ・ シースは、 導体(導電糸とナイロン糸)の外側を完全に包み、 導体に流れる信号を高い精度で伝えられるよう設計。研究成によると、このシルバー・シースが導体とは別に信号を伝えているという。

 こうした開発により、Supernovaと比べ、Supernova MKIIは、「音のステージ感やディテール(解像感)などが約300%、品質的に向上していると解析している」という。

ケーブル構造

 ケーブルの長さは約120cm。4.4mm 5極の入力端子は、ソニーのウォークマン「NW-WM1Z」、「NW-WM1A」に対応。MMCXは、Campfire Audioの全イヤフォンや、ShureのSE215、SE315、SE535、SE846、Ultimate EarsのUE900、UE900s、WestoneのUM PRO 10、UM PRO 20、UM PRO 30、UM PRO 50、W10、W20、W30、 W40、W50、W60、W80などに対応する。

 2ピン端子は、1964 EARSのV2、V3、Qi、V6、V6-Stage、V8、64 AUDIOのA-Series、U-Series、カナルワークスの2ピン採用モデル、JH Audio TriFi、Michelle、Noble AudioのK10 Universal、Unique MelodyのMASON II、MAVERICK、MAVERICK II、MERLIN、MACBETH II Classic、MAVIS II、MACBETHなど。

3.5mmステレオミニ入力端子
2.5mm 4極入力端子
4.4mm 5極入力端子