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M2TECH初のデジタルパワーアンプ「CROSBY」、MQA/DSD 11.2MHz対応プリ「YOUNG MkIII」

 トップウイングサイバーサウンドグループは、伊M2TECHの新製品として、初のデジタルパワーアンプ「CROSBY」と、DAC内蔵プリアンプ「YOUNG MkIII」を2018年1月27日に発売する。価格は「CROSBY」が16万円、「YOUNG MkIII」が18万円。

デジタルパワーアンプ「CROSBY」

デジタルパワーアンプ「CROSBY」

 M2TECHブランド初のパワーアンプ。ICEpowerの最新モジュールを搭載。「あらゆる負荷に対してフラットな信号の供給ができる」というもので、スピーカーのインピーダンス変動、信号周波数による特性変化を極力抑えている。

 さらに、M2TECH独自のバッファ回路と組み合わせる事で、「いかなるプリアンプでもCROSBYをベストな状態で駆動できるよう設計されている」という。

 出力は60W×2ch(8Ω)。モノラルモードで動作させ、2つのチャンネルをブリッジ接続して、1本のスピーカーを駆動する事も可能。その場合は180W(8Ω)出力となり、CROSBYを2台使ってステレオスピーカーをドライブする形となる。

 過電流と温度の過激な上昇を感知する回路を備え、アンプの過負荷を防ぐとともに、保護回路による音質劣化を最小限にとどめている。

 入力はXLRのバランスと、RCAのアンバランスを装備。外形寸法は200×200×50mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.1kg。

「CROSBY」の背面

DAC内蔵のプリアンプ「YOUNG MkIII」

 前モデル「YOUNG DSD」の基礎設計を踏襲しながら、新たにMQAのデコードに対応し、DSD 11.2MHzまでサポート。Bluetoothレシーバ機能ではaptXコーデックに対応、さらにアナログ入力も搭載した。なお、DSDでDoP方式を利用する場合は5.6MHzまでの対応となる。

DAC内蔵のプリアンプ「YOUNG MkIII」

 入力端子はUSB、同軸デジタル、AES/EBU、光デジタル、RCAのアナログを装備。出力はXLRのバランスだが、RCAへの変換アダプタも付属する。出力ゲインの上限を2つの数値に設定でき、プリアンプとして使った場合、効率の低い真空管パワーアンプでも最高出力を生み出せるという。

 アナログ出力の位相を反転させる事もできる。フル機能のリモコンも備え、USB接続したパソコンの多くのオーディオ再生ソフトを制御できるほか、M2TECHのRockstarsシリーズのコントロールも可能。

 外形寸法は200×200×50mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2kg。

「YOUNG MkIII」の背面