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ソニーが「スヌーピーミュージアム」を南町田グランベリーパークに'19年秋開館

 田園都市線南町田駅周辺に位置する鶴間公園と、2017年2月に閉館したグランベリーモール跡地を中心に、官民が連携して再整備が行なわれている「南町田グランベリーパーク」プロジェクト。その中央付近に、ソニー・クリエイティブプロダクツ、町田市、東京急行電鉄の3者が、「スヌーピーミュージアム」を2019年秋に開館することで合意した。2019年度中に最寄駅名称は現在の「南町田」駅から「南町田グランベリーパーク」駅に改称し、平日も急行列車の停車駅となる。

「南町田グランベリーパーク」俯瞰イメージ

 なお、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、スヌーピーなどのコミック「ピーナッツ」のIP(知的財産)を、カナダDHX Mediaから間接的に取得する契約を5月に締結。コンテンツホルダーとして、ピーナッツに関わるIPビジネスの拡大やブランド力の向上を目指している。

「南町田グランベリーパーク」は'19年秋“まちびらき”

 「南町田グランベリーパーク」は、2019年秋に“まちびらき”を予定。南町田駅周辺に位置する鶴間公園と、グランベリーモール跡地を中心に、官民が連携、都市基盤、都市公園、商業施設、駅などを一体的に再整備し、「新しい暮らしの拠点」を創り出していくプロジェクト。

 敷地面積約22.2haで、南町田駅直結。東名高速道路横浜町田ICから約1分の立地となる。まちびらきに合わせ、現在土休日のみの急行停車を平日にも拡大。利便性向上を図るほか、エスカレーターやホームドアの設置、南北自由通路の整備など駅施設の大型改修を実施する。

「南町田駅」から改称し、新しくなる「南町田グランベリーパーク駅」のイメージ

 スヌーピーミュージアムが移転する「パークライフ・サイト」は、鶴間公園と商業施設の中間に位置。2つの複合施設と広場で構成され、スヌーピーミュージアム、ライブラリー、ワークショップスペース、子どもクラブ(児童館)、カフェを完備。公園と商業施設を繋ぎ、「まち全体での回遊や憩いを促し、訪れる人の心と身体が健康になる、新たなパークライフの体現を目指す」という。

商業施設「グランベリーパーク内」広場イメージ

中心部にスヌーピーミュージアム

 スヌーピーミュージアムは、2016年4月東京・六本木にオープン。2018年9月24日に予定通りの会期を終え、閉館する。その後、六本木に代わる新たな場所として、南町田グランベリーパークに移転することが決定した。

9月24日に閉館を迎える東京・六本木の「スヌーピーミュージアム」

 移転するパークライフ・サイトは公園に面し、六本木の約2倍の規模となる館内にコンテンツを充実させる。緑あふれる環境を活かし、アウトドア・プログラムを提供するなどミュージアムは新しく生まれ変わるという。

 さらに、町田市が取り組む「えいごのまちだ事業」と連携し、子どもたちが楽しみながら英語を学べるオリジナル企画にも取り組む。