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デノン、“究極の山内サウンド”目指したコンセプトモデル「MODEL X」披露

国内外のオーディオブランドが一堂に会する展示会「2018東京インターナショナルオーディオショウ」が、東京・有楽町の東京国際フォーラムで11月16日に開幕。会期は11月18日までの3日間。入場無料だが、当日またはWebでの事前登録が必要。デノンブースでは、未発表のコンセプトモデル「MODEL X」が初公開された。

未発表のコンセプトモデル「MODEL X」

NEシリーズは、従来のシリーズからパフォーマンスを飛躍的に向上させると共に、プリメインアンプにデジタル入力を搭載するなど、新時代(New Era)のHi-Fiコンポーネントとして展開しているもので、サウンドマネージャーの山内慎一氏が手がけている。これまで2500NE、1600NE、800NEシリーズが登場しており、今回公開された「MODEL X」は「NEシリーズの“将来を見据えたコンセプトモデル”」と位置づけられている。

サウンドマネージャーの山内慎一氏

なお、詳細スペックも発表されていないが、ディスクプレーヤーとプリメインアンプの2機種が開発されている。

「MODEL X」のプレーヤー
「MODEL X」のプリメインアンプ

山内氏は「まだ開発モデルで、価格や発売時期は白紙状態。ただ、個人的な想いとしては、製品として発売したいと考えている。サウンドマネージャーに就任して約4年、理想の音として“Vivid and Spacious”を掲げてきたが、その究極のサウンドを目指した。Vivid and Spaciousをより深く追求したモデル」と説明。

チューニングは1年以上前から進められていたが、「ここ1年半ほどで、急速に手を入れ、ここまでこぎつけた。デノンの試聴室以外で音を出すのはこれが初めてだが、かなり良い感じに仕上がっている」と自信を見せる。

音の傾向としては、「Vivid and Spaciousはどんな音なのかを言葉にしたものだが、MODEL Xで追求したのは“音楽に没頭できる音”。オーディオを聴いているという事を忘れ、音楽に入っていける音を目指した。結果として、サウンドはよりニュートラルになった。ジャンルを選ばず、どんな音楽でも、そのエッセンスが伝わるサウンドになったと思う」と語った。

1回目のイベントの様子。左から2500NE、MODEL X、800NE

16日の14時から開催された1回目のイベントでは、2500NE、800NEとMODEL Xを使って再生。NEシリーズの進化も体験できる内容となっていた。イベント実施時間は以下の通り。

  • 16日 14:00-14:50、18:00-18:50
  • 17日 12:00-12:50、15:10-16:00
  • 18日 12:00-12:50、16:10-16:50

このほかにもブースでは、USBメモリへの録音機能を備えたアナログプレーヤーの「DP-450USB」や、ハウジングに“孟宗竹”を使ったハイエンドヘッドフォン「AH-D9200」(195,000円)など、新製品を紹介している。

USBメモリへの録音機能を備えたアナログプレーヤーの「DP-450USB」
ハイエンドヘッドフォン「AH-D9200」