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ドコモが「ひかりTV」のNTTぷららを子会社化。5Gに向け映像強化

NTTドコモは、映像配信/放送サービスの「ひかりTV」などを運営するNTTぷららを子会社化する。ドコモは、5Gによるコンテンツの高付加価値化や、映像視聴スタイルの多様化に向けて事業強化を図り、映像を軸とした新たなビジネスの創造を目指すとしている。

ドコモは'17年5月にNTTぷらら株式の33.3%を取得していたが、'19年7月1日を目処にNTTコミュニケーションズの保有株式の全てを取得し、取得後の持株比率は95.4%となる。なお、株式異動による社名や既存サービス内容の変更はない。

NTTぷららは、約300万会員を有する映像配信サービス「ひかりTV」と約320万会員のインターネット接続サービス「ぷらら」を中心に事業展開している。近年は、コンテンツビジネスを推進し、映像制作や映像配信プラットフォームを提供。NTTドコモとの連携では、「dTVチャンネル」、「dTV」、「ひかりTV for docomo」や、マルチアングル映像やARフィギュアなど「新体感ライブ」の映像配信プラットフォームを提供。また、番組調達やコンテンツ企画制作でも協力してきた。

ドコモがNTTぷららの筆頭株主となることで、両社の協力・連携をさらに強化。両社の映像配信サービスの成長と、映像を基軸とした新たな市場の創造・確立を狙う。

特に、XR(AR、VR、MR)などの新技術やマイクロマーケティングを用い、「パートナーと連携したコンテンツ制作・調達、映像技術の強化による映像関連事業の拡大」、「知的財産権ビジネス、映像コンテンツを軸とした広告ビジネスなど新たなビジネス創出」、「映像コンテンツを軸としたECなどの周辺事業への拡大」を目指すとしている。