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睡眠&フィットネス機能強化のGPS搭載ウォッチ「Polar Ignite」

ポラール・エレクトロ・ジャパンは、睡眠分析機能や新開発のトレーニングガイダンスを搭載したGPS搭載ウォッチ「Polar Ignite」(ポラール イグナイト)を7月下旬に発売する。価格は27,800円。カラーはブラック、ホワイト、イエローの3色。

Polar Ignite

スポーツやフィットネス向けの機能を充実させたカラーディスプレイ搭載の腕時計。24時間心拍計測機能や、3D加速度センサーによる活動量の常時計測などが可能。GPSも搭載し、ランニングなどの屋外のトレーニングにも活用できる。

ポラールが培ってきた心拍計測の技術と分析のノウハウをトレーニングの記録だけでなく睡眠にも応用。睡眠中に計測した心拍数や心拍変動を基に睡眠の量と質を分析。自律神経の状態も確認できるほか、メンタル面も含めた疲労回復の状況を分かるという。睡眠改善が必要な場合に行なう呼吸エクササイズができる機能も備え、睡眠の計測から改善までサポートする。

睡眠&トレーニングに4つの新機能

新機能「Sleep Plus Stages」は、睡眠時の体の動きに加えて心拍数を計測、従来のSleep Plusよりも詳細な睡眠データを計測するもの。睡眠時間や、就寝/起床時間といった情報に加え、レム睡眠の時間、睡眠サイクルの回数などが新たに分かるようになった。心拍数を含めて得られた睡眠データを分析し睡眠スコアとして数値化。睡眠スコアは過去4週間のユーザーの平均値と比較でき、睡眠の改善や悪化などを確認できる。

「Nightly Recharge」は、睡眠時の平均心拍数や、心拍間隔時間、平均心拍数変動、1分間の呼吸数などを計測・分析して自律神経ステータスとして数値化する機能。睡眠中の自律神経が、交感神経と副交感神経のどちらが優位に働いているかを見ることで、睡眠の質が分かる。自律神経に関わる内容とSleep Plus Stagesの睡眠スコアをもとに、前日の身体/メンタルの疲れが癒されているかが分かり、6段階で回復状況を評価する。

「FitSpark」機能は、過去のトレーニング履歴や、Nightly Rechargeのデータから分かる体の回復状況などを元に、その日のうちに実施を推奨する30分から60分程度でできるトレーニングメニューを提供。トレーニングは大きく「筋力」、「カーディオ(心肺機能)」、「サポーティブ(体幹・可動性)」、「プログラム」の4つを用意。推奨されたトレーニングメニューは、心拍数を見ながら行なう。自分でトレーニング内容を作る「プログラム」も可能。

「Serene呼吸エクササイズ」は、自律神経の副交感神経を優位にして、自律神経を安静な状態にするために行なう呼吸のエクササイズ。ディスプレイの表示を見ながら息を深く吸って、深く吐くのを繰り返す。睡眠前に行なうことで、睡眠の質を高める効果が期待できるという。メニューから常時、呼吸エクササイズはできるほか、Nightly Rechargeによる睡眠分析で必要と判断された場合は、特別にアラートで通知される。

画面表示の例

スマホアプリ管理。水泳やSmartCoaching機能も

iOS/AndroidスマートフォンとBluetooth接続してアプリ「Polar Flow App」でデータ管理が可能。Webサービス「PolarFlow」上で日々のアクティビティ・トレーニングを記録できる。

GPS搭載により、距離、スピード、平均速度などの計測が可能。トレーニング終了後に、Polar Flowアプリやパソコンへデータを同期してルートの確認や走行データの管理ができる。

既存モデルと同様に、高精度に心拍数を計測できる「Polar Precision Primeセンサー」や、今までのトレーニング実績、最近の運動量に基づいて作成できる「ランニングプログラム」、心拍数やランニングスピードなどを元にランニング走力を確認することができる「ランニングインデックス」なども搭載。光学式心拍センサーでのフィットネステスト(VO2max/最大酸素摂取量)などもできる。

水泳にも利用可能で、スイミングのスポーツプロファイルを選んでトレーニングを開始すると、心拍数と共に室内でも屋外でもスイミングのストローク数や距離を計測。平泳ぎやクロールなどの泳法を自動認識する。

SmartCoaching機能として、トレーニング効果のフィードバックや、効率良く安全なトレーニングができるという「心拍ゾーン」、消費されたカロリー数を正確に算出するという「スマートカロリー」が利用できる。

バッテリーは、24時間心拍計測使用の場合で最大5日間。心拍計測のトレーニング連続使用で18時間。重量は35g。交換用ベルトの価格は3,980円。