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Oculus Quest、コントローラー不要で手の動きをVR空間で再現可能に

米Facebookは現地時間の25日、Oculus Connectカンファレンスを開催。VRヘッドセットの「Oculus Quest」の今後のアップデート情報を公開。コントローラーを使わず、ユーザーの手の動きをトラッキングし、VR空間で再現できるようになるほか、Oculus Go用アプリが、今後Questにも対応していく事などが明らかになった。

ハンドトラッキングに対応

2020年初頭に対応予定なのがハンドトラッキング機能。現在のOculus Questは、付属のコントローラーを使ってユーザーの手の動きをVR空間で再現しているが、このコントローラーや外部センサー、グローブ、PCなどを使わず、Questだけで、ユーザーの手の動きをVR空間に反映できるようになるという。

Questの前面に搭載したカメラと、ディープラーニング技術を使い、手と指の位置を認識。VR空間で再現するという。

Hand Tracking on Oculus Quest | Oculus Connect 6

Oculus Link

Oculus Linkは、Questのユーザーが、Oculus Rift向けのゲームをプレイできるようにするもの。ゲーミングPCとQuestをUSBで接続し、Oculus Linkに対応したRift用ゲームを、Questから楽しめるようになるという。

Oculus Link | Oculus Connect 6

Oculus GoアプリがQuestでも使用可能に

来週から、50以上のOculus Go用人気アプリがQuestからも利用可能になる。対応タイトルは「3C Wonderland Coaster」や「A Night Sky」、「ACE PHANTOM」、「Death Horizon」などで、ラインナップは今後増加していくという。

また、対象のOculus Go用アプリを所有していて、Questを持っているユーザー向けに、無料でアプリをQuestバージョンにアップグレードできるサービスも9月30日の週から、2019年12月31日まで実施するという。