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Xperia 1のプロ向け特別仕様版。画質個別調整、デュアルSIM/128GB内蔵
2019年10月23日 13:03
ソニーモバイルコミュニケーションズは、スマートフォン「Xperia 1」を映像/写真制作などのプロ仕様にカスタマイズした特別モデル「Xperia 1 Professional Edition(J9150)」を10月25日に発売する。価格は143,000円。ソニーストアの直販サイトや、直営5店舗(銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神)で販売するほか、法人向け購入相談デスクも用意する。本体カラーはブラック。
アスペクト比21:9の6.5型4K有機ELディスプレイを搭載したXperia 1の特別モデルで、映像制作者やフォトグラファー、モバイルeスポーツプレイヤーなどクリエイターからの意見を反映したのが大きな特徴。出荷時にディスプレイの画質調整を個別に調整するほか、USB Type-C経由で有線LANからの配信にも対応。通信はデュアルSIM対応、ストレージは128GBに強化するなど、Xperia 1をプロ向けにブラッシュアップした製品となる。
映像制作者向けの特別仕様として、Xperia 1に搭載されている「クリエイターモード」における画質の初期値(D65)を、ソニーの有機ELマスターモニター「BVM-X300」を基準に色温度を調整。通常モデルに比べ、よりD65基準に近い形で出荷される。
フォトグラファー向けには、写真にタグ付けできるTransfer & Tagging add-onアプリの機能を拡張。通常のXperia 1に搭載される同アプリは、デジタル一眼カメラ「α9」で撮影した写真に、報道現場などで使われるIPTCメタデータ情報をタグとして付与、FTPアップロードするものだが、今回のPro EditionはXperia 1本体で撮影した写真にもIPTCタグを付与できるのが特徴。
カメラ設定で「Transfer & Tagging add-onモード」を有効にすると、Xperia 1で撮影した写真が「TAGGING」フォルダに収められ、まとめてタグ付けなどが可能。この機能拡張は、Pro Edition限定で10月末以降のソフトウェアアップデートで自動的にインストールされる。なお、Pro Editionには、αなど対応カメラで撮影した静止画/動画をスマホに転送、SNSシェアできるImaging Edge Mobileアプリもプリインストールされる。
モバイルeスポーツプレイヤー向け機能としては、イベント会場などで混線した通信環境を避けて安定したネット接続ができるように、USB Type-C端子が有線LAN通信にも対応。Ethernetの1000BASE-T規格に準じた仕様となっており、市販の別売変換ケーブルを用意することで、有線LAN接続が可能になる。
また、デュアルSIM対応により、例えばプライベート用と仕事用に別のSIMカードを使って通信することなども可能になっている。
上記以外の主な仕様は既発売のXperia 1と共通。ただし、FeliCa(おサイフケータイ)や、テレビ視聴機能は省かれている。
また、デフォルト設定として、本体を横向きにしたときの画面(横UIローテーション)がオンになっており、Pro Edition限定で横画面の壁紙も用意。一方、サイドセンスやダイナミックバイブレーションが初期はオフになっている。
カメラ機能は既存モデルと共通。有効約1,220万画素のイメージセンサーを採用した3つのカメラを搭載し、光学2倍ズームや背景ぼけ撮影、超広角撮影ができる。瞳を検出してオートフォーカスする瞳AFに対応し、AF/AE追従での10コマ/秒の高速連写も可能。
立体音響技術「Dolby Atmos」に対応。Qualcommの最新SoC「Snapdragon 855」を採用し、対応する左右分離イヤフォンとの接続安定性を高める「TrueWireless Stereo Plus」(TWS Plus)もサポートする。バッテリーは3,200mAh。外形寸法/重量は167×72×8.2mm(縦×横×厚さ)。重量は約178g。