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ニコン、4K/30p HDR撮影対応の一眼レフ「D780」
2020年1月7日 17:15
ニコンイメージングジャパンは、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ「ニコン D780」を1月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27万5,000円前後(税込)。
進化したAFシステムやプロフェッショナルモデルから引き継いだ性能を持つ「D750」(2016年発売)の後継機と位置付けられるレンズ交換式一眼レフ。有効画素数は2,450万画素で、撮像素子はFXフォーマット。ニコンのデジタル一眼レフ初となる像面位相差AF画素が搭載された裏面照射型CMOSセンサーと、映像処理エンジン「EXPEED 6」を備える。
常用ISO感度は100～51,200。高感度でも解像感を保ちながらノイズを効果的に低減するという。ISO 50までの減感とISO 204,800までの増感が可能。
動画撮影は、4K/30pのほかフルHD/120pも可能で、4K UHD撮影時にも「アクティブD-ライティング」や「電子手ブレ補正」、「ピーキング」が使用できる。
また、動画ライブビュー表示時にAF/AE追従で静止画の連続撮影が可能。4K UHD設定時には約800万画素で最高約30コマ/秒、フルHD設定時には約200万画素で最高約120コマ/秒で撮影できる。
自動で4倍と5倍のスローモーション動画が撮影可能な機能「スローモーション動画」を搭載。また、10bitでのHDMI出力時には、HLG方式のHDR動画や、白とび、黒つぶれを抑えた動画が撮影できる機能「N-Log」撮影が可能。なお、動画は外部レコーダーにのみ記録され、カメラ内のメモリーカードには記録されない。
プロフェッショナルモデル「D5」のAFアルゴリズムを「D780」用に最適化し搭載、「オートエリアAF」時の被写体検出性能が向上。像面位相差AFの初採用でライブビュー撮影時のAF性能も進化した。
像面位相差AFとコントラストAFを状況に応じて自動的に切り換えるハイブリッドAFシステムや、静止画撮影のオートエリアAF時には、人物が動いている場合でも瞳を認識しピントを合わせられる「瞳AF」に対応する。
ボディは、カメラ上面と背面カバーにマグネシウム合金を使用したモノコック構造。高い剛性と耐久性を達成しながらも軽量ボディを実現したという。
モニターはチルト式で、3.2型TFT液晶搭載。約236万ドットのタッチパネルを採用している。外形寸法は約76×143.5×115.5mm(縦×横×厚さ)、バッテリーとSDカードを含んだ重量は約840g。
