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オーディオNAS「fidata」アプリiOS版がローカル再生対応。2TB NAS限定機も

アイ・オー・データ機器は、オーディオNASの操作アプリ「fidata Music App for iOS」をアップデート。操作だけでなく、iPhone/iPad上でのローカル再生に対応するなど機能強化を行なった。

fidata Music App for iOS

また、21日に行なわれたプレス発表会で、fidataの4周年モデル(容量2TB)を参考展示した。2020年春頃に発売する予定。

fidata Music Appはローカル再生やUI改善

アプリのアップデートにより、iPhone/iPad上でのローカル再生に対応。再生レンダラーとして、操作しているiPhoneやiPadを指定して聴けるようになった。ローカルサーバー機能と組み合わせて、端末内の楽曲(CDレコ、純正ミュージックプレーヤー管理楽曲)も再生できる。

なお、Android版も2020年春頃にローカル再生に対応予定。

また、OpenHome非対応のネットワークプレーヤーでも、プレイリスト楽曲の連続再生動作に対応。再生中の楽曲を、iPhone/iPadで別のAppに切り替えても、継続動作が可能になった。

'19年のfidata/Soundgenicアップデートでメディアサーバー側が対応した「DoPWAV」方式に、アプリ側も対応。DoPWAV対応のネットワークプレーヤーでDSD再生ができる。

そのほか、USB経由でウォークマンへの楽曲転送時に、CDリッピングデータなどアートワーク情報が付与されていないWAV/FLAC/DSFファイルにも、メディアサーバーから取得できるアートワークを付与してエクスポート可能になった。

操作性も改善。選択したコンテナ内の最大1,000曲をシャッフルしてプレイリストに追加する機能や、一時停止に対応していないネットワークプレーヤーの停止操作などに対応。「CDトレイを開く」ボタンの追加などUIも見直されている。

指定した場所の全トラックから最大1,000曲をシャッフルしてプレリストに追加可能

【ユーザービリティ改善項目】
・選択したコンテナ内の楽曲をシャッフルして最大1,000曲(初期設定)をプレイリスト追加する機能を追加
・Soundgenic/fidataのコンテンツファイル(サーバーペイン)からファイル実体を操作画面で開く機能を追加
・一時停止に対応していないネットワークプレーヤー(DMR)での停止操作に対応
・再生/一時停止ボタンの長押しで停止状態にできる操作に対応
・UI改善(「CDトレイを開く」ボタン追加、各画面の「×/閉じる」ボタン配置見直しなど)

2TBの限定モデルも発売予定

生産終了した1TBモデル「HFAS1-S10」の容量を増加した2TBの「HFAS1-S10」を、'20年春頃にfidata 4周年モデルとして発売予定。ストレージは1TB SSD×2の構成で、それ以外の主な仕様はS10と共通。生産は限定40台。

HFAS1-S10(1月21日のプレスイベントでの参考展示)