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エソテリック、一体型のGrandiosoプリ「C1X solo」、ステレオパワー「S1X」

左からプリアンプ「Grandioso C1X solo」、ステレオパワーアンプ「Grandioso S1X」

エソテリックは、フラグシップ「Grandioso」シリーズの一体型プリアンプ「Grandioso C1X solo」と、ステレオパワーアンプ「Grandioso S1X」を発売する。価格と発売時期は、C1X soloが220万円で2月、S1Xが330万円で3月。

Grandioso C1X solo

Grandioso C1X solo

2020年発売の「Grandioso C1X」は、プリアンプの核心部であるボリュームシステムを構成するICをオリジナル開発とした「Ultra Fidelity Attenuator System」や、デュアルバランス回路、完全デュアルモノ構成、パワーアンプをしっかりと駆動する強力なバッファーアンプと電源回路、「ES-LINK Analog」電流伝送など、次の時代のリファレンスとしての技術革新を盛り込んでいた。

新モデルのGrandioso C1X「solo」エディションは、C1Xの内部回路構成のみならず、回路ブロックごとに5つに独立した電源トランス構成なども変えることなく一体型シャーシに収めたもの。「C1Xのシグネチャーサウンドそのままに、優雅で美しいサイズファクターを実現した」という。

完全デュアル・モノブロック構成を一体型シャーシで実現し、チャンネル毎に4回路のデュアルバランス構成により、ローノイズ化を徹底。

0.1dB/1,120ステップを実現した「Ultra Fidelity Attenuator System」は引き続き搭載。ディスクリートアンプ・モジュール「IDM-01」や、スルーレート2,000V/μs電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」も搭載。

独自の電流伝送「ES-LINK Analog」を入力3系統、出力2系統装備。XLR出力2系統、ES-LINK Analog出力2系統によるマルチパワーアンプシステムの構築が可能。

オーディオ系大容量トロイダル×4、コントロール系Rコア×1の5トランス構成。FET素子による入力切替回路でリレーによる音質の色付けを排除。

ボリュームノブには、高精度ボールベアリングを採用。AVサラウンドとピュア2チャンネルが共存できるAVスルー機能(入力端子を選択可能)も備えている。

消費電力は22W。最大外形寸法は445×449×132mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は27.5kg。

Grandioso S1X

Grandioso S1X

既発売の「Grandioso S1」が、全く異なるクラスAステレオパワーアンプの旗艦「Grandioso S1X」として新たに生まれ変わった。

モノブロックパワーアンプの旗艦モデルである「M1X」は、「ESOTERICの考えるアンプの理想を体現したモデル」として開発されたが、今回発売するクラスAのステレオモデルであるS1Xは、M1Xのシグネチャーサウンドである「音楽の持つ力、その全てを解き放つ躍動感」、「雄大なスケール感」を踏襲しているという。

さらに、半分のスペースファクターとクラスAならではの透明感あふれる緻密な表現力を新たに獲得。「ESOTERICが考えるクラスAステレオアンプの理想を実現するマイルストーンモデル」だという。

大容量バイポーラトランジスターによる5パラレルプッシュプル駆動の新設計ドライブステージを採用。プリ/パワー間におけるフィデリティ―の限界に挑むという「ES-LINK Analog」伝送や、動的な電流供給の変化に極めて追随性の高い大容量トロイダルコア電源トランス、前段/ドライブ段/制御系で電源トランスを独立させた3トランス構成、チャンネル独立の大容量Grandiosoカスタムブロックコンデンサー(10,000μF×6/ch)なども採用。

純銅製バスバー、極太配線、最短パターン接続により、内部インピーダンスを低減。各回路ブロックのオーディオ接続をバランス化し、ローノイズを徹底。入力切替用FETスイッチ、ディスクリートアンプモジュール「IDM-01」など、高音質パーツも採用した。

ステレオモード、バイアンプモードの2モードを採用し、2台を組み合わせて更なるシステムアップも可能。定格出力は50W+50W(8Ω、A級動作)、100W+100W(4Ω)。適合インピーダンスは4Ω~16Ω。アナログオーディオ入力はES-LINK Analog×1、XLR×1、RCA×1。消費電力は310W。最大外形寸法は491×536×221mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は48kg。