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AIRPULSE、低域再生強化の無線スピーカー「A100 BT5.0」。9.9万円
2021年2月19日 07:10
ユキムは、AIRPULSEブランドより、高性能ウーファーを搭載したDAC内蔵アクティブスピーカー「A100 BT5.0」を4月より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格(ペア・税別)はブラックが9.9万円前後、レッドは10.5万円前後。
英アコースティック・エナジーの創設者でもあるフィル・ジョーンズ氏が製品開発を手掛け、話題を集めたデスクトップ型のワイヤレススピーカー「A80」を、ひとまわりサイズアップさせた新モデル。A80よりも大型の12.7cm径アルミニウム合金コーンを振動板に採用することで、低域再生を強化。さらにエンクロージャには、高級感のあるハイグロス仕上げを採用している。
増幅段にはTexas Instrument製の「TAS5754 Class-Dアンプ」を2個搭載し、ウーファーとツイーター専用にブリッジモードで接続。同デバイスは、高入力サンプルレートのサポートと高出力PWMキャリア周波数を組み合わせた数少ないD級アンプの1つとのこと。
最大192kHzまでの音声入力をサポート。768kHz出力PMWキャリア周波数というスペックは、高感度リボン・ツイーターの駆動にも適するという。アンプ出力は、ウーファーが40W×2、ツイーターが10W×2。
高域再生用には、ホーンロード型のリボンツイーターを搭載。強力なネオジウム・マグネットでドライブするアルミニウム・リボン・ダイヤフラムは、ワイドレンジで高感度、優れた過渡応答と解像度を実現。綿密に計算したというホーン形状がリスナーに最適な高周波情報を生成し、反射による影響も最小限に抑制している。
新モデルの“肝”とする振動板には、硬質アルマイト処理を施した12.7cm径のアルミニウム合金コーンウーファーを採用(A80は11.5cm径)。
高磁束を提供するネオジウム・マグネットをエンジンとした強力な磁気回路により、同クラスでは例を見ない35mm径アルミ・ボイスコイルを駆動。「大型ボイスコイルは動作温度が低いためパワーロスが少なく、音楽をリアルにそしてよりダイナミックに表現する」とのこと。再生周波数特性は52Hz~40kHz。
ボイスコイルに巻かれた銅クラッド・アルミリボン線により、高い導電性と高い効率を実現。パワー・ハンドリングを向上させ歪みを低減するという。また磁気回路までを覆うダイキャスト・マグネシウム合金フレームを採用することで、ユニット全体の振動を抑えボイスコイルの放熱を促進させている。
18mm厚の高強度MDFで製作されたエンコロージャを採用。内部には、プロ仕様の波状吸音材を貼り込み、外装は高級感あるハイグロス・フィニッシュを施した。背面には風切り音を最小限に抑えるためにデザインされた楕円形のバスレフ・ポートを用意。また内部配線にはトランスペアレント製ケーブルを使用。圧着端子を使わないハンダ直付けになっているという。
Bluetoothレシーバーには、aptX対応のQualcomm製Bluetooth V5.0チップセットを採用。入力端子は、USB、光デジタル、アナログRCA/PC。サブウーファー出力も備える。
リアパネルには、Treble/Bass専用の調整ダイヤルを装備。それぞれ±3dBの範囲で調整が可能。外形寸法は160×283×255mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.5kg(1本)。