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ELAC、ペア20万円のフロア型スピーカー「Debut Reference DFR 52」
2021年2月19日 09:00
ユキムは、ELACブランドの3ウェイ・フロア型スピーカー「Debut Rererence DFR 52」を3月より発売する。価格はペアで20万円。仕上げはブラックバッフルと、ウォールナット・キャビネット。
'20年2月に発売したブックシェルフ型スピーカー「DBR 62」に続く、アンドリュー・ジョーンズ プロデュースの“Debut Rererence”シリーズの新製品。
3ウェイのフロア型タイプで、エンクロージャはバスレフ式。ウーファーとミッドレンジ用に計3基の130mm径アラミドファイバーコーン、そしてツイーターに25mm径のクロスドームを採用している。
物理的にドライバー・ユニットの高周波レスポンスを向上させる、ELAC独自のウェーブ・ガイドを採用。上位モデル「CONCENTRO」などにも使われているウェーブ・ガイドをツイーター周りに装着することで、歪みのない放射特性に優れたクリアな高音域を再現した。
アラミドファイバー・コーンウーファーは、Debutシリーズと同様の振動板となるが、DFR 52はシャ-シに剛性の高いアルミ・ダイキャストを採用した新開発ユニットを搭載。ユニットが発する振動を抑え、バッフル強度の向上にも貢献したという。
分厚い底板を円筒上に刳り貫き、そこから貫通させたダクトをフロントパネルにあるフレア型ポートに接続。Debut Rererenceシリーズで初採用した同方式により、低域のダイナミクスの向上と低ノイズを達成したという。なお、DFR 52はリア・パネルにも2箇所の通常バスレフ・ポートも備えている。
フル・ペリメター・ブレースと呼ぶトップパネルとサイドパネルを強固に接合する工法により、エンクロージャの強度を向上。振動の大幅な低減が、特に低音の解像度に大きく効果を上げたとしている。グレーのサランネットは、マグネット装着タイプ。
再生周波数特性は42Hz~35kHz。インピーダンスは6Ω。能率は87dB/2.83V/m。クロスオーバー周波数は90/2,200Hz。入力は最大140W。
外形寸法は185×242×1016mm(幅×奥行き×高さ)。重量は16.7kg。