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世界初1Hz~240Hz駆動の有機ELスマホ「AQUOS R6」。1インチカメラ
2021年5月17日 15:06
シャープは、世界初の1Hz~240Hzで駆動するOLEDディスプレイ「Pro IGZO OLED」を搭載した5G対応スマートフォン、フラッグシップモデル「AQUOS R6」を発表した。ライカ監修の1インチセンサーカメラも搭載。2021年夏モデルとしてラインナップし、ソフトバンクとNTTドコモが発売予定。発売時期は6月中旬以降。カラーはブラック、ホワイト。
OLEDディスプレイ「Pro IGZO OLED」は、表示コンテンツに応じて、駆動速度を自動で切り替え、高い省エネ性能と、滑らかで残像を抑えたクリアな表示を両立するのが特徴。
アプリをゲーミング登録することで、毎秒120回の表示更新に連動して間に黒画面を挿入し、OFF時(毎秒60回表示状態が変化)の4倍となる毎秒240回の表示状態の変化を実現。表示の条件や状態によって、リフレッシュレートの範囲は変化する。
10億色の色彩階調と2,000万:1の高コントラスト、業界最高という2,000nitの高いピーク輝度により、HDRコンテンツを明るく臨場感のある立体的な映像で表示。解像度は1,260×2,730ドット。
高い処理性能を持つCPU「Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platform」と、高速かつ高精度な指紋認証を実現する「Qualcomm 3D Sonic Max」、5,000mAhの大容量バッテリーも搭載する。
シャープとライカは、スマホのカメラ開発・設計において、2020年3月より協業を開始。その第一弾として登場するのが「R6」で、センサー・レンズの設計、画質の調整まで含めたカメラシステムの開発をライカと共同で行なった。
スマートフォンとして最大級の1インチセンサーと、ライカのレンズ「ズミクロン」の称号を得たF値1.9、焦点距離19mm相当の7枚構成レンズを採用、「圧倒的な集光量で暗い場所でも高感度、かつ広角から望遠までひずみを抑えた撮影を可能にした」とする。ローライトToF AF、電子式手ブレ補正も備えている。有効画素数は約2,020万画素。
スマホが得意とするコンピュテーショナルフォトグラフィー(デジタル画像処理技術)も融合。デジタルズーム時にも細部の輪郭まで緻密に再現できるほか、夜景撮影時にはノイズを抑えたダイナミックレンジの広い描写が可能。「昼夜、室内外を問わず、大切な瞬間をその場の“空気感”とともに残す」という。
イン側カメラの有効画素数は約1,260万画素。F値2.3、焦点距離27mm相当のレンズを採用する。
OSはAndroid 11。外形寸法は162×74×9.5mm(縦×横×厚さ)で、重量は約207g。内蔵メモリは12GB、ストレージメモリは128GB。おサイフケータイ/NFCにも対応する。