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ソニー、ユーザーの座る位置まで認識する有機EL「A95K/A90K/A80K」

A95Kシリーズの65型

ソニーは5日、YouTubeの海外ソニー公式チャンネルにおいて有機ELテレビの新シリーズ「A95K」と「A90K」、「A80K」を発表した。MASTERシリーズのA95Kは65型、55型、同じくMASTERシリーズのA90Kは48型、42型を用意。A80Kは77型、65型、55型をラインナップする。

いずれのモデルも、人間がどのように見聞きするかを理解し、視聴者がコンテンツに没入できるような表示を行なう映像処理エンジン「Cognitive Processor XR」を搭載する。

映像処理エンジン「Cognitive Processor XR」を搭載した、2022年の新モデル

MASTERシリーズのA95Kは、新しいOLEDパネルである「QD-OLED」パネルを採用。従来と比較して、色の明るさを最大200%向上させるという。

3シリーズはいずれも、より高いピークとシャドウのより深い黒を実現するという「XR OLED Contrast Pro」を採用。現実の世界で見られる微妙な色の違いも再現するという「XR TriluminosPro」も備えている。

A90Kシリーズの42型

A95KとA90Kはさらに、NetflixとBRAVIACOREでコンテンツを視聴するときに、画質の設定をクリエイターが意図したものに自動的に最適化するキャリブレーションモードにも対応する。

サウンド面では3シリーズとも、「Acoustic Surface Audio +」を採用。アクチュエーターを使用して画面から音を出すもので、2つの大型アクチュエーターと2つのサブウーファーを内蔵。テレビだけでマルチチャンネルスピーカー再生ができる。さらに、対応するサウンドバーとテレビを連携してサウンド再生する「Acoustic Center Sync」にも対応する。

テレビの上に設置した別売カメラ「BRAVIA CAM」を用いて、ユーザーが座っている場所をテレビが認識。そのポジションに合わせて、映像と音声を最適化する。さらにジェスチャーでのテレビ操作も可能。テレビを用いたビデオチャットにも使用できる。

別売カメラ「BRAVIA CAM」をテレビ上部に設置したところ

OSにはGoogle TVを採用。ハンズフリーでの音声操作にも対応。

A95KとA90Kは、暗い場所でも使いやすいというプレミアムなリモコンも同梱。リモコンが見当たらない時は、テレビに声で呼びかけて、リモコンから音を出し、その音を頼りにリモコンを探す機能も備えている。

A80Kシリーズ
新しいBRAVIA XR テレビの発表