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ゼンハイザー“最高を再定義する”「MOMENTUM True Wireless 3」
2022年4月26日 07:00
ゼンハイザーは4月26日、完全ワイヤレスイヤフォンの新フラッグシップモデルとして「MOMENTUM True Wireless 3」を発表した。カラーはブラックとホワイトの2色で、ブラックは5月20日に発売する。ホワイトは2022年夏以降に発売予定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は39,930円前後。
「最高を再定義する」と謳う新フラッグシップモデル。搭載ドライバーは7mm径の高性能TrueResponseダイナミック型1基で、前モデル「MOMENTUM True Wireless 2」と変わらないものの、有線のハイエンドインイヤーモニターで、特に中音域の音質の高さが支持されている「IE 600」と同じアコースティックバックボリューム機構を新搭載。これにより2~3kHz帯の音が豊かになったという。
またクアルコム製Bluetoothチップに加えて、ゼンハイザーの完全ワイヤレスとしては初めて高品位DACチップも搭載。2基目のチップにDAC機能とノイズキャンセリング(NC)制御機能を割り当てることで、ゼンハイザーの知見を活かした音作りが可能となり、音の表現力が格段に向上。ホワイトノイズを格段に抑えて、音質に大幅な進化をもたらしたとのこと。
Bluetooth 5.2+Class 1(最大10mW)準拠で、Snapdragon Soundには非対応ながら、aptX Adaptiveで96kHz/24bitのハイレゾ級音源も再生できる。LDSアンテナ、True Wireless Mirroringも搭載しているため、低遅延性や、音途切れも改善された。BluetoothコーデックはそのほかSBC、AAC、aptXをサポートする。
再生周波数帯域は5Hz~21kHzで、感度は107dB SPL。イヤフォンはIPX4の防滴仕様。長時間通話に便利な片耳使いも可能。
NCは周囲の騒音レベルに合わせて強度を自動調整するアダプティブノイズキャンセリング。さらにゼンハイザーとして初めてフィードフォワード式とフィードバック式を組み合わせたハイブリッド式となったことに加え、完全ワイヤレスで初めてゼンハイザー独自のアルゴリズムも採用しており、音質を損ねないNCを実現している。
トランスペアレントヒアリング(外音取り込み)機能は、アプリ「Smart Control」から、好みに合わせて取り込み量を調整できる。
マイクは前モデルより片側1基ずつ多い計6基となり通話性能も強化。イヤフォン表側にある2基のビームフォーミングマイクにより声を集音しながら、ノズル内に設置されたイヤーチャンネルマイクで、耳管や骨を通して体の中に響く音を集音。これにより、周囲の騒音が大きい環境でも、自身の声に焦点を当て、より正確でクリアな音声を実現した。
イヤフォンの形状は前モデルからリデザインされて、16%コンパクトになり、同社の完全ワイヤレス「CX」シリーズと近い見た目に。装着感をさらに向上させるシリコン製イヤーフィンも付属し、普段づかいだけでなく、スポーツシーンでも安定した装着感を提供する。
バッテリー持続時間はイヤフォン単体で最大7時間、ケース併用で最大28時間。1.5時間でフル充電ができ、10分間の充電で1時間使用できる急速充電も利用できる。新たにQi規格のワイヤレス充電にも対応した。ケースは前モデルから続き、ファブリック素材を使ったもの。
パッケージはセキュリティステッカー以外は、すべてリサイクル素材を使ってプラスチックフリーを実現。ボックスはもちろん、イヤーチップやフィンを梱包する素材もすべて紙素材を使い、環境にも配慮している。
重さはイヤフォン両側合わせて11.6g、ケースが66.4g。USB Type-Cチャージングケーブルやイヤーピース(XS/S/M/L)、イヤーフィンセット(S/M/L)が付属する。