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ソニー、法人向け4K液晶ブラビア「BT30K/BZ」。チューナー内蔵

「BT30K/BZシリーズ」

ソニーマーケティングは、TVチューナーを内蔵した法人向け4K液晶ブラビアのエントリーモデルとして、「BT30K/BZシリーズ」5機種を7月22日から順次発売する。サイズ展開は43型、50型、55型、65型、75型。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は43型で143,000円前後から。

BT30K/BZシリーズ

  • 75型「FW-75BT30K」 8月19日発売 330,000円前後
  • 65型「FW-65BT30K」 8月26日発売 231,000円前後
  • 55型「FW-55BT30K」 8月19日発売 198,000円前後
  • 50型「FW-50BT30K」 7月22日発売 165,000円前後
  • 43型「FW-43BT30K」 7月22日発売 143,000円前後

民生用ブラビアで培った高画質・高音質性能に加えて、業務用途で必要な各種設定が可能なプロモードを搭載し、業務用途での円滑な運用が可能。チューナーを内蔵しているため、ホテルや旅館、オフィス、教室などのテレビ放送視聴時などの用途に適しているという。

ホテル客室用テレビとしての設置例

映像信号を高精度に分析し、最適な画像処理を行なう4K高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。さまざまな映像をHDR相当にアップコンバートする「HDRリマスター」機能により、白飛びしやすい明るい部分の色味や、つぶれてしまいがちな暗部の階調も緻密に再現し、その場で見ているかのような奥行き感や立体感のある映像表現を可能にする。

映像を高精細な映像にアップコンバートする「4K X-Reality PRO」や、色彩豊かな映像を再現する広色域技術「トリルミナス プロ」も搭載。Dolby Visionにも対応する。

音質面では、音の歪みを軽減する形状の振動板を採用した「X-Balanced Speaker」を搭載し、大容量のスピーカーボックスと相まって、透明感のあるクリアな音質と迫力に満ちたサウンドを実現。Dolby Atmos対応で、臨場感あふれる立体音響で映像を楽しめる。部屋や客室の形状に合わせて音響を最適化する自動音場補正機能も備える。

Android TVを採用し、各種アプリの迅速な起動と操作を実現。Apple AirPlay 2、Chromecast built-inにも対応しており、スマートフォンと接続して、さまざまなコンテンツを表示できる。

業務用途で必要な各種設定ができるプロモードを備え、客室テレビ用途での「最大音量と初期音量の設定」「初期起動チャンネル指定」や、オフィス会議室での使用に便利な「信号検出による自動起動」といった設定ができる。

本体にはWebベース(HTML5)技術も搭載しているため、セットトップボックスなしでデジタルサイネージ運用もでき、設置場所や画面レイアウトの自由度が向上するという。長期保証3年を標準付帯し、法人向け専用サポート窓口も設置。問い合わせや修理相談にも迅速に対応する。詳しい仕様は法人向けブラビア公式ページまで。

あわせて民生用最新モデルとなる4K液晶ブラビア「X90Kシリーズ」にプロモードを搭載した「X90K/BZシリーズ」や、4K有機ELブラビア「A95K」「A90K」「A80K」、4K液晶ブラビア「X95」「X85K」「X80K」の各シリーズに法人向け専用サポートと長期保証3年を付帯した法人向けモデルも発売する。

そのほか付属のUSBを使用してブラビア単体でサイネージ運用ができるシンプルサイネージパックに、USB自体に時刻保持機能を搭載することでインターネットや放送波のない環境でもスケジュール再生ができる「BZC」、HDMI抜き差しに連動して電源オン/オフが動作する会議用ディスプレイパック(BZM)とBZCのパッケージモデルも発売する。