ニュース

オーテク60周年「Analog Market」開催。“贅を極めた”ヘッドフォン試聴も

創業60周年を迎えたオーディオテクニカは、新企業メッセージ「もっと、アナログになっていく。」のもと、一年を通してアナログの魅力を訴求するコンテンツを展開。その一環として、都内3カ所のイベント会場に様々な出展を行ない、感性を刺激する「Analog Market」を開催する。その中で、先日概要を発表した60周年記念のカートリッジ「AT-MC2022」とヘッドフォン「ATH-W2022」が体験できる機会も用意する。

Analog Marketの会期は11月4日~6日。以下のように会場によって細かなスケジュールが異なる。入場料は無料。

  • 青山ファーマーズマーケット|国連大学前広場(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
    11月5日・6日10時~16時
  • BA-TSU ART GALLERY(東京都渋谷区神宮前5-11-5)
    11月4日15時30分~20時、5日10時30分~18時、6日10時30分~17時
  • STUMP BASE(東京都港区南青山6-5-45 )
    11月5日12時~20時、6日12時~19時

レコードを中心に、骨董/アンティーク、古着、クラフト、アート、インテリア、フレグランス、観葉植物、オーガニックフードなど、つくり手の魂のこもった衣・食・住、様々な「アナログなもの」を体験できる“蚤の市”的なイベントになる。

青山ファーマーズマーケット

青山ファーマーズマーケットでは、「アナログなもの」をテーマに、様々なジャンルのクリエイター・ブランドによる40近くのブースが出展、DJによるレコードの「スクラッチ体験」や、作家と触れ合いながら楽しめる「ものづくりワークショップ」など体験コンテンツも用意する。

BA-TSU ART GALLERY

表参道駅近くに位置するイベントスペース・BA-TSU ART GALLERYでは、「ハイエンドリスニング体験」が可能。AT-MC2022やATH-W2022などが設置され、試聴が可能。さらに、オーディオテクニカの60年の歴史を過去の製品と広告で振り返るギャラリースペースや、60周年を記念した音楽仕込み焼酎「ANALOG SPIRITS」も展示する。

AT-MC2022

AT-MC2022は、60年の年月と共に培ってきたアナログの手法と先進の技術を組み合わせ、「アナログレコードの美しい音色をより深く体感できる」とちうピックアップカートリッジ。軽量で耐久性に優れたチタン製ハウジングを採用し、ダイヤモンドカンチレバーとスタイラスを一体化することで、レコード溝の動きをより正確に発電コイルに伝達する。ハウジング側面にある三角形部分には黒色の七宝(しっぽう)風装飾が施される。職人の手作業による、光沢感まとう美しい仕上げと黒の配置が引き締まった印象を与えるデザインとのこと。

ATH-W2022

ATH-W2022は同社のウッドモデル史上、最高の贅を極めたというヘッドフォン。1996年の初代ウッドモデル「ATH-W10VTG」から数えて14代目となるATH-W2022では、初代モデルで採用されていたミズメ桜が復活。バッフル一体型の新開発58mmドライバーを搭載し、豊かで没入感のあるアナログリスニング体験を提供するという。

ハウジングには越前漆塗りを採用し、さらに職人が一筆一筆に想いを込めて丁寧に描いた蒔絵が施される。ハウジング左側に日本の象徴ともいえる満開の桜、右側には日本文化において平和の象徴と尊ばれている鳳凰が描かれる。

南青山のSTUMP BASEでは、60周年記念モデルを用いた海外アーティストによる作品展示や、畳とモジュラーシンセサイザーのアートインスタレーションなど、アナログなクリエイター達と一緒に、「新たに創造性を掻き立てる場」になるという。

南青山のSTUMP BASE