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ケンウッド、音声操作できるハイレゾ対応彩速ナビ

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、ハイレゾ音源再生に対応したAVナビゲーションシステム「彩速ナビ」の最上位シリーズとして、9型フローティングモデル「MDV-M910HDF」と、9型インダッシュモデル「MDV-M910HDL」を、6月下旬に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格はMDV-M910HDFが16万5,900円前後、MDV-M910HDLが15万5,400円前後。

9型フローティングモデル「MDV-M910HDF」

両モデルとも、DSDやFLAC、WAV(192kHz/24bit)、MQAなど、各種ハイレゾフォーマットに対応。LDACにも対応するため、Bluetooth接続でハイレゾ音源を楽しむこともできる。さらにCDやMP3など、非ハイレゾ音源を高音質化する独自技術「K2 TECHNOLOGY」をはじめ、さまざまな高音質テクノロジーも搭載する。

9型インダッシュモデル「MDV-M910HDL」

周波数レベルや周波数帯域を細やかに調整し、車室内を最適な音響特性に整える「プロモードEQ」のほか、車内の各スピーカーから出る音のタイミングを調整し、最適な音質を実現する「リスニングポジション調整」、リスナーの正面にアーティストがいて演奏しているかのように設定できる「フロントフォーカス調整」など、各種サウンドチューニング機能を搭載。

運転席以外の人の眠りを妨げずに音楽を楽しむことができる「パッセンジャースリープ」や、低音補正を3段階で調整できる「ミュージックバスブースト」、地上デジタル放送やラジオの視聴時に人の声を聞き取りやすくする「クリアボイス」なども利用できる。

HDMI入力を備えており、スマートフォンやビデオカメラなどを接続し、さまざまなソースのHD動画を手軽に楽しむこともできる。ディスプレイは1,280×720ドットの高精細HDパネル。上下左右170度の広視野角も実現している。フリックやピンチなどの操作が可能な静電容量式タッチパネルで、表面処理はグレア。

広いエリアで、クリアな地上デジタル放送が楽しめる「広感度」地上デジタルTVチューナーを備えるほか、映画DVDだけでなく、地デジ番組の録画ディスクも楽しめるDVD再生機能、USBやSDカード内のデジタルデータ再生、AM番組をFM放送で聴けるワイドFMにも対応する。

「ハイ彩速」と呼びかける音声操作に新対応

ナビゲーション関連の新機能としては、運転中も、ハンドルから手を離さず、「ハイ彩速」と声をかけてナビ操作ができる「音声操作」に対応。全108操作、242ワードに対応し、運転中に必要なさまざまな操作を声だけで行なえる。

そのほか到着予想時刻のさらなる精度向上が可能になった「平均車速設定」、駐車場/ドライブスルーがある施設を検索できる「POIジャンル付帯設備検索」、燃料蒸発ガス排出の抑制に取り組むガソリンスタンドを探せる「大気環境配慮型SS(e→AS)表示」なども利用できる。