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Astell&Kern、マイクも使える高音質小型USB DAC「AK HC3」

「AK HC3」。PCとの接続イメージ

アユートは、Astell&KernのHi-FiポータブルUSB DACシリーズ第3弾「AK HC3」の発売日を2月10日に決定した。価格も30,980円に決定している。

スマートフォンなどに接続できる、コンパクトなUSB DAC。AK HC3は、「Hi-Fi Sound Anywhere」をスローガンとして開発され、初代モデルと第2弾モデルの長所を生かしつつ、より様々なシーンで“真のHi-Fiサウンドを楽しめるように機能を充実させた”という。外形寸法はUSBプラグ部が21×12.5×8.7mm(縦×横×厚さ)、ヘッドフォン出力部が59×18.2×11.5mm(同)。重量は約20g。

「AK HC3」

DACは、優れたノイズコントロールと低消費電力化を実現しているESSの「SABRE HiFi DAC ES9219MQ」をデュアルDAC構成で搭載。PCMで最大384KHz/32bit、DSD 256(11.2MHz)までのネイティブ再生に対応。MQA 8Xレンダラーも搭載。

Astell&Kernの超微細なオーディオ技術により、「回路、コンポーネント、パワーマネジメントを最高の状態で妥協することなく組み込むことで低歪み且つ高SN比を実現」したという。

AKのDAPに使用され、電源変動を抑制して安定したシステムとオーディオ性能を実現するテーラード超小型タンタルコンデンサーも搭載。性能を落とさず小型化を実現し、消費電流を最小限に抑えながらも出力とオーディオ性能を高めた。新たに、再生ファイルに応じて色が変化するLEDインジケーターも搭載する。

接続機器を考慮し、バスパワーによる消費電流を最小限に抑えながら、2Vrms(無負荷)の高出力化と118dBの高SN比、THD+N 0.0005%の低歪み化を同時に実現。出力は3.5mmのアンバランスながら、-130dBの低クロストークになっており、「ハイインピーダンスヘッドフォンでもドライブすることが可能。逆に高感度イヤフォンを使用した場合でも、ノイズフリーで歪みの少ない原音に忠実なサウンドを楽しむことが可能」という。

機器からのデジタル信号は2重シールドケーブルを経由してオーディオ回路に入り、その後DACでアナログ信号に変換。デジタル信号を後から処理することで、よりノイズの少ない優れたサウンドを実現している。

出力の3.5mmアンバランスは、新たにユーザーからの要望が多かったという3.5mm 4極マイク・コントローラー入力に対応。対応するイヤフォン/ヘッドフォンを使うことで、ハイクオリティなサウンドとクリアな音声機能でゲームやテレワークに使えるとのこと。

ヘッドセットも使えるので、ゲームでのボイスチャットにも使用できる

iOSデバイスで使うためのUSB-C to Lightningアダプターも同梱。Android OS専用のボリューム調節連携アプリ「AK HC」にも対応する。なお、スマホからのバスパワーで動作する。

銅芯線に錫コーティングを施した、高耐久性のデュアルノイズシールドケーブルを採用。着脱できないケーブルにする事で、「ケーブルまで含めた総合的なサウンドチューニングを可能にし、より接点を少なくすることでノイズ対策と音質面、使いやすさを両立させた」という。筐体はフルメタルハウジング。Roonの動作確認済みデバイスでもある。