ニュース

FiiO、デュアルDAC・超小型のUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ

「KA5」

エミライは、FiiOのUSB DAC内蔵ヘッドフォンアップのフラッグシップモデルとして、DACチップ「CS43198」をデュアルで搭載した「KA5」を、4月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22,000円前後。

Cirrus Logic製DACチップ「CS43198」をデュアルで搭載する

Cirrus Logic製のDACチップをデュアル構成で搭載。これにより、SN比128dB以上、THD+N 0.00037%未満、ノイズフロア1.8uV未満というパフォーマンスを達成している。再生周波数帯域は20Hz~50kHz(クロストーク≦0.2dB)。

入力はUSB Type-C

USB Type-Cによるデジタル入力に対応し、最大768kHz/32bitまでのPCM、DSD 256のデコードが可能。Android/iOS/Windows/Macなど、さまざまなOSで利用できる。USB Audio Class 1.0/2.0の両方に対応するため、ゲームコンソールなどUSB Audio Class 2.0規格に対応しない端末との接続互換性も確保した。1.0規格で接続する際は、本体のマルチファンクションボタンを押しながら接続する。

出力は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス

出力は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスで、バランス接続時の最大出力は265mW(32Ω負荷時)。推奨インピーダンスはシングルエンド出力時で16~150Ω、バランス出力時で16~300Ω。歪みのないクリアな音を実現するために、内部コンポーネントには無電解金メッキ仕上げを施した6層の基盤や、超低ノイズのオーディオ用OPアンプを採用している。

本体にOLEDディスプレイも備える

再生中のオーディオフォーマットや音量、ゲイン、デジタルフィルターといった設定内容を確認できるOLEDディスプレイを備えたほか、側面にある物理ボタンで音楽の再生/停止や設定変更操作ができる。ボタン動作は2種類のモードが用意されており、好みに合わせて変更できる。

筐体はアルミニウム合金による金属製フレームにガラスパネルを取り付けたもので、これまでのKAシリーズ以上の高出力、さまざまな機能を盛り込みながら、コンパクトなサイズに抑えられている。本体カラーはブラック。

Android用アプリ「FiiO Control」のデバイス設定機能から、5種類のフィルター選択、ゲインのHigh/Low切り替え、チャンネルバランス調整などができる。

外形寸法は56.3×22×12mm、重さは約19g。USB-A to Type-Cアダプター、USB Type-C to Type-Cケーブル、USB Type-C to Lightningケーブルなどが付属する。