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帰ってきた32型フルHDテレビ。ハイセンス「A4N」約3万円から
2024年3月21日 11:00
ハイセンスジャパンは、動画配信サービスやスマホ画面を表示できる機能を持った液晶テレビ「A4N」シリーズを、4月上旬より発売する。フルHD解像度の32型を含む3サイズ展開。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29,800円前後(24型)から。
液晶テレビ「A4N」ラインナップ
・40型「40A4N」 フルHD/VA 44,800円前後
・32型「32A4N」 フルHD/ADS 37,800円前後
・24型「24A4N」 HD/VA 29,800円前後
YouTubeやNetflixなどの19種類の動画配信サービスに加え、iPhoneやAndroidスマホ・タブレットの画面をテレビに表示して楽しめるスクリーンシェア機能を備えた液晶テレビ。寝室や子供部屋、新生活用途に最適な中小型の低価格モデルとなっている。
注目は、32型も1,920×1,080の“フルHDパネル”を採用している点。近年テレビメーカー各社は、4Kテレビを強化・拡充する一方で、2Kテレビのラインナップを縮小。10年前はフルHDが一般的だったのに対し、ほとんどの32型テレビが低コストなHDパネル(1,366×768)にスペックダウンする状況となっていた。
今回のA4Nシリーズでは、40型と32型にフルHDパネルを採用している。担当者は「特に32型は、フルHDという特徴に加えて、視野角に強いADS方式をセレクトしているのもポイント。映像エンジンとフルHDパネルによる精細感や、VAと比べた時の視野角性能の高さは、多くの方に一目で分かってもらえると思う」という。
なお、40・32・24型で異なるのはパネル部分(解像度と方式)で、その他の機能やチューナー数、入出力の端子数などはシリーズ共通となっている。
VODダイレクトボタンは12種類
プラットフォームは、同社オリジナルの「VIDAA(ヴィダ)」。ネット動画アプリはあらかじめインストールされているため、ダウンロード作業をすることなく、ネットをつなげばすぐに楽しめる。
従来のNetflixやPrime Video、Disney+、YouTube、U-NEXTなどに加えて、新モデルでは、視聴可能な動画配信サービスが増加。新たに「DAZN」「FIFA+」「NHKプラス」「TVer」「WOWOWオンデマンド」「FOD」「Apple TV」が追加され、計19社の動画配信サービスが視聴できるようになった。
リモコンもリニューアル。4Kモデルと同じBluetooth式になり、テレビ方向に向けなくても操作可能に。中央の音声ボタンを押すと「VIDAA Voice」が起動。そのまま発話すると、音量や入力切り替え、動画検索、ビデオ再生などを声で操作することができる。
リモコン下部には、12種類のVODダイレクトボタンを用意。ボタンを押せば、テレビの電源が自動で起ちあがり、選択した動画配信サービスのトップページに遷移する。
スマートフォンとの連携機能としては、iPhone/iPadなどのデバイスの画面をそのままテレビに表示する「AirPlay2」、Androidスマホなどの画面を表示する「Anyview Cast」に新対応。スマホの画面をタップするだけでテレビに表示できるため、スマホ内の静止画や動画などを手軽にテレビの大画面でシェアできる。
Blueotooth機能を活用して、テレビの音声をサウンドバーやワイヤレスイヤフォンへ伝送可能。また、AmazonのAlexa対応機器やApple製品と連携可能なスマートホーム機能「Works with Alexa」「Works with Apple Home」のほか、同一ネットワーク内にあるホームサーバーへアクセスして、録画番組を視聴するクライアント機能も追加している。
32型はフルHD/ADS方式。エンジンは「HI-VIEWエンジン 2K」
前述した通り、40・32型は1,920×1,080ピクセルで、24型は1,366×768ピクセルの液晶パネルを搭載。40・24型はVA方式で、32型のみADS方式(IPS系)を採用している。光源は全サイズ直下型で、輝度は250cd/m2。対応するリフレッシュレートは最大60Hz。
TVS REGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン 2K」を使用。入力信号&コンテンツを自動的に認識し、それに応じた画像処理を行なう「自動」モードのほか、ダイナミック、スタンダード、スポーツ、映画、ゲーム、モニターを用意する。
前モデル(A40H)では輝度を感知する明るさセンサーを搭載していたが、A4Nでは色温度も分かる環境光センサーに強化。昼や夜など、部屋の灯りの環境を考慮した画質調整を行なうようになった。細かいカスタマイズができる詳細設定メニューも追加されている。
高音質機能としては、スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論を活用した音響最適補正技術「Eilex PRISM」を導入。人の声を聞き取りやすくするクリア音声や音量を自動で調整するオートボリューム、音質改善のサウンドリマスター、周波数ごとの音圧レベルを補正するVIRフィルター機能を備えた。スピーカーの出力は、40型が14Wで、32・24型が12W。
チューナーは、地上/BS/110度CSデジタルを2基搭載。別売の外付けUSB HDDを接続することで、裏番組録画が可能。番組本編とCMを自動判別してチャプターを作成する機能も搭載する。
HDMI 2.1入力は2系統。低遅延なゲームモードのほか、ゲーム機と連動して低遅延モードに自動で切り換えるALLMをサポートしている。