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SHANLING、Bluetooth受信もできる卓上DACアンプ

「EH3」(シルバー)

MUSINは、SHANLINGのデスクトップDACアンプ「EH3」を、10月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は138,600円前後。カラーはブラックとホワイトの2色。

直販サイトでは、EH3ブラック/シルバー購入者にコンパクトオーディオストリーマー「WiiM Mini」をプレゼントするキャンペーンも実施する。

DLNA/AirPlay、Bluetooth受信などのワイヤレス機能から、USB-DACモードを含む幅広いデジタル入力系統、豊富な出力系統を備えるマルチファンクションDACアンプと位置づける。DACチップはESSの最新世代DAC「ES9039PRO」を採用し、最大768kHz/32bitまでのPCM、DSD 512の再生に対応する。

SHANLINGがこれまでの製品に投じてきた最新の設計技術を盛り込んだという4Wayフルバランス設計を採用。OPA 1612×4基とディスクリート・トランジスタを組み合わせ、8基のBD139(NPN)とBD140(PNP)トランジスタを搭載することで、高出力と安定性を両立している。基板には総容量2,5760μF、総数38基の大容量コンデンサを搭載する。

またローパスフィルタ回路により発生する群遅延を解消するために、OPA1612を2基採用し開発した独自のローパスフィルタリング技術「CPAF(Constant Phase in All Frequencie)」テクノロジーも採用。これにより「リアリティ溢れる、芳醇で聴き心地の良いサウンドを実現した」とのこと。

I/V変換回路は、Texas Instruments製「OPA1611」を基に開発し、DACチップへの最適化を行なったものとなっており、ES9039PROのパフォーマンスを最大限に引き出すという。

従来のFPGA技術と比べてもジッターを大幅に低減した「SHANLING第4世代FPGA」を採用。KDS(大真空)製フェムト・クロック水晶発振器"90.3168MHz"と"98.304MHz"へとアップデートしたデュアルクリスタル回路も採用した。

出力系統としては、前面に4.4mmバランス、XLRバランス+3.5mmアンバランス、6.3mmアンバランスを装備。背面にPRE-OUT&LINE-OUTに対応したRCA/XLR出力も備える。3段階のゲイン設定も備え、最大出力はバランス接続時で5,300mW@32Ω、アンバランス接続時で1,900mW@32Ω。

Bluetooth 5.0の受信機能も備え、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACをサポートする。そのほか同軸デジタル、光デジタル、AUX入力も備える。

外部ストレージ用のUSB端子も備えており、EH3をローカルファイル再生に対応した独立型のオールインワンオーディオシステムとして使うこともできる。スマートフォン向けのリモートコントロール用アプリ「EddictPlayer」を使えば、EH3の設定やストレージに保存した音楽ライブラリなどにアクセスできる。製品にはリモコンも付属する。

USBコントローラーはXMOS第3世代「XU316」を採用。次段の回路にはAll to DSD、All to PCM機能を持つアップサンプリングチップ「CT7302CL」を採用し、SRC設定からサンプリング設定を自由に変更することができる。

CDデジタルトランスポーター「SHANLING ET3」と連携できる

同社製のCDデジタルトランスポーター「SHANLING ET3」とも連携でき、I2S接続とAll to DSD機能により、「CD再生において究極のサウンドをもたらす」とのこと。

外形寸法は23.8×18.8×5.9cm、重さは2.8kg。リモコンのほか、USB-A to USB-B ケーブル、電源ケーブルなどが付属する。