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TFZ、2つの音が楽しめるデュアルフィルター回路搭載イヤフォン。約3.5万円

CROWN

伊藤屋国際はSUPERTFZより、フラグシップモデルとして、二通りのモードへ切り替えが可能なカナル型イヤフォン「CROWN」を、12月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は34,800円前後。カラーは、ゴールド+グレーと、ゴールド+シルバーの2種。

デザインの一部にもなっているデュアルフィルター回路は、「プロフェッショナル・モニタリングモード」と「ハイファイ・リスニングモード」の、異なる周波数特性への切り替えを可能にした。スイッチON状態で「プロフェッショナル・モニタリングモード」。スイッチI状態で「ハイファイ・リスニングモード」となる。

デザインの一部となっているデュアルフィルター回路

「プロフェッショナル・モニタリングモード」は、高解像度と強力なトランジェント、正確な定位感などを特徴としたモードで、プロ向けのステージモニタリング、楽曲制作、ミックス作業などに適しているという。モード時のインピーダンスは約20Ω。

「ハイファイ・リスニングモード」は、音楽愛好家、オーディオファイルに向けた低歪み、低ノイズ、繊細で滑らかな高音域再生や広大なサウンドステージ、幅広いサウンドレンジを特徴としたモード。モード時のインピーダンスは約68Ω。

2つのモードの違い

ドライバーは、12mmダブルマグネティックテスラドライバーを搭載。また、デュアルマグネット構造の第5世代ダイナミックアコースティックユニットを新たに開発。ブルーフィルムドームとセラミックサスペンションエッジを組み合わせた、12mm口径の専用設計ダイアフラムは軽量さと高い剛性を併せ持ち、テスラレベルの磁束密度を持つデュアルマグネットユニットと組み合わさることで、美しく滑らかな高音域、量感豊かで細かなディテールまで再現する低音域再生能力を発揮。プロフェッショナルステージモニターにも通用する高いトランジェントと、落ち着いた独特なトーンバランスを実現したとのこと。

第5世代テスラダイナミックユニット

フルメタルのハウジングに備えられたベント・ホールは、チャンバー内の空気の流れを最適化し、音圧を正確にコントロールすることで、低音域の再生能力を向上させ「伸びやかでディテール感に富むクリアなベースサウンド」を提供するという。

ベント・ホールで空気の流れを最適化

一つのアルミニウム合金ブロックからCNC切削加工されたハウジングは、美しい外観と高い耐久性を誇り、金属ハウジングでありながら、イヤフォン片側約5.8gと軽量。付属する二種類のシリコンイヤーチップや低反発ウレタンイヤーチップを使えば、「圧迫感を感じることなく快適に長時間のクリエイティブなリスニングを可能にする」とのこと。

ケーブルは銀コートOFCケーブルを採用。スワップ式プラグのため、1本でPC、タブレット、スマートフォン、高音質DAPやDAC/AMPなど、様々な機器との接続が可能。φ3.5mmアンバランス、φ2.5mm4極バランス、φ4.4mm5極バランスの三つのプラグが付属。イヤフォン側も0.78mm 2Pin端子採用で、リケーブル可能。

スワップ式プラグ採用

再生周波数帯域は5Hz~40,000Hzで、感度は113dB/1kHz。ケーブル長さは約1.2mで、重量は本体ケーブル合わせて約36g。