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超小型DIYオーディオ「JOYCRAFT」から、スピーカーやヘッドフォンアンプ、R2R DAC

小型オーディオDIYキットの「JOYCRAFT」から多数の新モデルが登場

フジヤエービックによるイベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2024」が10日、東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催。サイラスのブースでは、Oriolusが展開する“小型オーディオDIYキット”の「JOYCRAFT」から、今後登場予定の新モデルが多数参考出品されている。

JOYCRAFTからは既報の通り、第一弾として、昨年12月にプリメインアンプ「OA-JC1」とFMチューナー「OA-JC2」(どちらもオープンプライス/実売はアンプが18,700円前後、FMチューナーが17,600円前後)が発売されている。はんだ付けも不要で、気軽に組み立てられるコンパクトなオーディオキットで、組み合わせる事でデスクトップオーディオでも活用できる。詳細は以下のレビュー記事を参照のこと。

スピーカーも登場

参考出品の目玉と言えるのがスピーカーで、3インチ(70mm)のユニットを採用した、リアバスレフタイプ。高さや奥行きを抑えたエンクロージャーになっており、デスクトップにも設置しやすいのが特徴だ。価格は未定だが、ペアで3万円を切るくらいのイメージだという。

スピーカーの背面

DIYキットとしては、クラスAのヘッドフォンアンプが登場。シングルエンド対応とバランス対応の2モデルを予定しており、どちらも真空管を使っている。

クラスAのヘッドフォンアンプ。シングルエンド対応とバランス対応の2モデル

ユニークなところでは、Bluetoothレシーバーも登場予定。筐体にBluetoothのモジュールを搭載した小さな基板が突き刺してあり、この基板を交換する事で、将来的にBluetoothの新しいバージョンが登場しても、対応できるようになるという。

Bluetoothレシーバーも登場予定

他にも、マルチスイッチャーとDACも登場予定。DACは、汎用DACチップを使うのではなく、R2R DACを搭載しているのが特徴。価格としては、いずれのキットも2万円を切るイメージだが、R2R DACのみ4~5万円になる見込み。

R2R DAC

ブースでは、どのようなDIYオーディオキットが欲しいか? という意見も、来場者から募っていた。

真空管採用のポータブルアンプ

4つの真空管を搭載したポータブルアンプ

Oriolusからは、DIYではない新製品の参考出品もあった。4つの真空管を搭載したポータブルアンプで、真空管を使っているが、大容量バッテリーを搭載することで8~10時間動作するモデルになる予定。放熱のためのファンも内蔵している。

外部電源を接続し、据え置きで使うことも想定している。

放熱のためのファンも内蔵
据え置きで使うことも想定