東芝、中国に「CELL REGZA」譲りの最上位TVを投入

-24機種展開で中国市場のテレビ事業を強化


中国市場向けの最上位モデル「55X1000C」

 東芝は15日、中国の液晶テレビ市場に、海外市場としては初めて「CELLレグザ」のコンセプトを継承した3D対応最上位モデル「55X1000C」を投入すると発表した。発売は12月下旬から開始し、今年10月から発売しているコストパフォーマンスの高い汎用モデルと合わせ、9シリーズ24モデルを展開。2011年度は、前年度比4倍となる販売数200万台を目指すという。

 中国の液晶テレビ市場が、2010年度に米国を抜き世界最大の市場になると予測する東芝は、中国の家電メーカーであるTCL集団股份有限公司(TCL集団)と、中国市場向け販売合弁会社・東芝ビジュアルプロダクツ(中国)社を設立。10月1日から営業活動を展開している。

 今後は沿岸部をはじめ、内陸都市での販売網拡大を見込み、東芝商品を取扱う量販店や一般店を、現在の約2,200店舗から 2013年度に15,000店舗まで拡大する予定。

 12月下旬に発売する「55X1000C」は、1,000cd/m2のピーク輝度を実現する「メガLEDパネル」や、「新レグザエンジン」、512分割された3,072個のLED制御による黒浮きの少なさなど、「CELLレグザ」の高画質・高音質技術を継承したモデル。2D映像の3D変換機能も備えている。



(2010年 12月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]