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ソニー、“プレミアムフルHD”の42型BRAVIA「W900B」
高輝度技術のX-tended Dynamic Rangeで“艶やかな輝き”
(2014/8/20 13:08)
ソニーは、液晶テレビ「BRAVIA」の42型フルHDモデル「KDL-W900B」を9月13日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円前後。
“プレミアムフルHD”と位置付けられている新たな「W900B」シリーズの42型。パネルはフルHDながら、4K BRAVIAの「X9200B」シリーズにも搭載されている高輝度技術「X-tended Dynamic Range」を搭載。映像の暗い部分の電力を明るい部分に集中させることで艶やかな輝きを表現可能とし、コンサートや映画など明暗差のある映像に効果を発揮するという。また、4Kモデルと同じく通常のリモコンに加えタッチパッドリモコンも付属している。
パネルは1,920×1,080ドットのフルHDで、広色域技術「トリルミナスディスプレイ」に対応。映像エンジンは「X-Reality PRO」で、超解像技術によりノイズを抑えつつ高精細化している。120Hzの倍速駆動に対応し、動画応答性能を改善する「モーションフローXR240」を搭載する。パッシブ方式の別売3Dメガネ「TDG-500P」(直販933円)を利用して3D立体視も可能。
新モデルのW900Bが、既存のフルHD最上位モデルであるW920Aシリーズを上回る点は、前述の高輝度技術「X-tended Dynamic Range」の搭載や、約1秒の高速起動、高音質化技術「ClearAudio+」への対応など。一方で、W920Aのパネルは4倍速駆動だが、W900Bは2倍速となる。なお、既存のW920A(55/46/40型)のうち、40型は生産完了となる。
チューナは地上/BS/110度CSデジタルを2系統備え、別売のUSB HDDへの録画に対応。Ethernetと無線LANを搭載し、Wi-Fiダイレクトモードや、DLNA/DTCP-IPクライアント「ソニールームリンク」に対応する。
デジタルアンプ「S-Master」を搭載し、出力は10W×2ch。ロングダクトスピーカーにより、低音再生性能を向上している。自然でクリアな音を作り出すという信号処理技術「ClearAudio+」を備え、「S-Force フロントサラウンド」や、「Clear Phaseテクノロジー」、「ボイスズーム」を利用できる。別売ワイヤレスサブウーファ「SWF-BR100」との接続も可能。
スマートフォン連携にも対応。通常の赤外線リモコンのほか、NFC搭載Xperiaの画面をBRAVIAに出力できる「ワンタッチミラーリング」に対応する。TV SideViewによるスマホ/タブレットからの操作にも対応する。
ネットワークサービスの「Sony Entertainment Network(SEN)」は、YouTube、Video Unlimitedなどの動画サービスや、Twitter、Facebook、Skype、ニコニコ実況などのコミュニケーション、PlayMemories Online、ショッピング、情報検索など多くのサービスが利用できる。天面に、Skype用のコミュニケーションカメラも内蔵する。タブレット向けアプリのTV SideViewによる番組検索などにも対応。放送通信連携サービス「ハイブリッドキャスト(Hybridcast)」にも対応予定。
HDMI入力は4系統装備し、うち1系統はMHLにも対応。HDMI以外の入出力端子はD5入力×1、コンポジット入力×1、ヘッドフォン出力×1、光デジタル音声出力×1、USB×3。消費電力は111W(待機時0.12W)、年間消費電力量は95kWh/年。スタンドを含む外形寸法と重量は96.4×17.5×62.2cm(幅×奥行き×高さ)、13.1kg。