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ソニー、Android TVのフルHD機「W870C」。50/43型

スタンダードフルHD「W700C」には32型フルHDも

 ソニーは、液晶テレビ「BRAVIA」のフルHDモデルとして、Android TV搭載のW870Cシリーズと、シンプルなフルHD機W700Cの2シリーズ5モデルを5月23日より順次発売する。価格はオープンプライス。

W870Cシリーズ(上)とW700Cシリーズ(下)
KJ-32W700C

 W870CはOSにAndroid TVを採用し、50型「KJ-50W870C」と43型の「KJ-43W870C」の2モデルを用意。6月20日より発売し、店頭予想価格は、50型が20万円前後、43型が15万円前後。W700Cは、Android TVではないものの48型「KJ-48W700C」、40型「KJ-40W700C」、32型「KJ-32W700C」の3モデルを用意し、40型を5月23日から、48/32型を6月13日より発売する。店頭予想価格は48型が125,000円前後、40型が85,000円前後、32型が75,000円前後。

KJ-43W870C

Android TV搭載の50/43型「BRAVIA W870C」

 50/43型のいずれもフルHD液晶パネルを採用。広色域トリルミナスディスプレイで、120Hzの倍速駆動に対応。残像感を低減するモーションフローXR240を備えている。アクティブシャッター方式の3Dメガネ(別売)を使った3D立体視にも対応する。

KJ-50W870C
KJ-50W870C
KJ-43W870C

 地上/BS/110度CSデジタルチューナ×2を搭載し、別売USB HDDへの録画に対応。スピーカー出力は10W×2chで、デジタルアンプS-Masterを内蔵。MP3やAACなどの圧縮音源の高域補間などを行ない音質を改善する「DSEE」も搭載し、テレビ番組(AAC音声)や、ネット動画などの音質も改善できるとしている。S-Forceフロントサラウンドや、Clear Phaseテクノロジーなどのサラウンド/高音質化技術を搭載している。

KJ-50W870Cを壁掛け

 OSにAndroid TV(Android 5.0)を採用。ユーザーインターフェースも一新し、操作性を改善した。無線LANやEthernetも装備し、ネットワーク対応となる。

 通常の赤外線リモコンに加え、音声入力対応のBluetoothタッチパッドリモコンを用意。タッチやフリックを用いて、画面のアイコンを見ながら、チャンネルや録画番組、映像配信サービス、入力切替などの操作が行なえる。また、リモコンのマイクを用いて、録画番組やYouTubeなどの検索キーワードを音声で入力できる。

 Google Castに対応。GoogleのHDMIスティック「Chromecast」をテレビに内蔵したような機能となっており、YouTubeやHuluなど、Cast対応映像/音楽配信サービスなどのアプリから、テレビに映像/音声出力指示が行なえる。また、Miracastにも対応し、対応スマートフォンなどの画面をそのままテレビに転送できる。

側面

 アプリストアの「Google Play」からのアプリ追加も可能。ただし、アプリのダウンロードには、Googleのアカウントが必要となる。基本的な機能はソニーが出荷時に用意するが、一部のアプリの追加にはアカウントが必要になる。

 入力端子はHDMI×4(1系統はMHL対応)、コンポーネント映像×1、コンポジット×2、アナログ音声×2。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン出力×1(サブウーファ出力兼用)。

 消費電力と年間消費電力量は50型が138W、147kWh/年、43型が113W、117kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は50型が111.6×20.2×69.1cm(幅×奥行き×高さ)/15.5kg、43型が96.2×18.9×60.2cm(同)/12.1kg。

32型フルHDなど「W700C」

KJ-32W700C

 48型「KJ-48W700C」、40型「KJ-40W700C」、32型「KJ-32W700C」の3モデルをラインナップ。パネル解像度は1,920×1,080ドットのフルHDで、映像エンジンとして「X-Reality PRO」を搭載する。

 W870Cシリーズと異なり、Android TVを搭載しないほか、液晶パネルの倍速対応やトリルミナスディスプレイなどが省略されている。

KJ-40W700C
KJ-48W700C
KJ-40W700C
KJ-32W700C

 チューナは地上/BS/110度CSデジタル×2で、別売のUSB HDDへの録画に対応する。スピーカーは48型が10W×2ch、40/32型が5W×2chで、アンプはS-Master。S-Forceフロントサラウンドや、Clear Phaseテクノロジーなどのサラウンド/高音質化技術を搭載している。

 無線LANやEthernetに対応。DLNA/DTCP-IPクライアント「ソニールームリンク」に対応するほか、YouTubeなどの映像配信サービスに対応する。

 入力端子は、HDMI×4(1系統はMHL対応)、D5×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン出力×1(サブウーファ出力兼用)。

 消費電力は48型が84W、40型が71W、32型が65W、年間消費電力量は48型が78kWh/年、40型が65kWh/年、32型が60kWh/年。外形寸法/重量は48型が108.9×19.5×67.1cm(幅×奥行き×高さ)/11.7kg、40型が92.4×17.9×57.9cm(同)/9.1kg、32型が73.8×16.2×46.9cm(同)/7.9kg。

(臼田勤哉)