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Google、GoPro×16台で全方位撮影、HMDで仮想体験する「Jump」。新CardBoardも

 米Googleは現地時間の28日、サンフランシスコで開催した開発者会議「Google I/O」の中で、スマートフォンを目の前で固定してVRコンテンツが楽しめる、ボール紙で出来たホルダ「CardBoard」の新展開として、6インチのスマホ向け新モデルを発表。さらに、16台のGoProを円形に配置する「Jump」というキットを用いて、全方位映像を撮影。YouTubeにアップロードし、CardBoardなどのヘッドマウントディスプレイでVRコンテンツとして楽しめるサービスを夏に開始する。

6インチスマホ対応の新「Cardboard」

6インチスマホにも対応したCardboard

 6インチのスマートフォンも内蔵できるようになったほか、内蔵したスマホを操作できるボタンも装備。さらに、組み立てが3ステップで完了するように改善されたという。

16台のGoProを使う「JUMP」

 世界をVRビデオとしてキャプチャし、Cardboardなどのヘッドマウントディスプレイで再生すると、あたかも撮影したその場にジャンプしたような体験ができるというサービスを開始する。

 「Jump rig」と呼ばれる、16台のGoPro HERO4を固定するためのリグを用意。HERO4は360度方向を切れ目なく撮影するように並べられ、全方位の映像を撮影するほか、ステレオイメージとして立体的に撮影される。16台のカメラの設定やフレームレベルでの映像同期も行なわれる。

Jump rigで16台のGoProを固定したところ

 撮影された3D映像は4Kテレビでの表示にも耐える高解像度になるという。データはYouTubeにアップロードでき、スマートフォンで再生可能。Cardboardなどを組み合わせて楽しむ事ができる。リグの価格などは明らかにされていない。

(山崎健太郎)