オリンパス、ラジオ録音対応で実売2万円のICレコーダ
-4GBメモリ/microSD記録。クレードルで安定受信/充電
ラジオサーバーポケット PJ-20 |
オリンパスイメージングは、AM/FMラジオを内蔵したボイスレコーダ「ラジオサーバーポケット PJ-20」を10月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。
また、「Voice-Trek」シリーズの既発売モデル「DS-800」(4GBモデル)と、「V-65」(2GBモデル)に新色を追加。DS-800はブルーとレッドを発売し、店頭予想価格は23,000円前後、V-65はクランベリーレッドを発売し、店頭予想価格は8,000円前後。
■ ラジオサーバーポケット PJ-20
本体にAM/FMラジオを内蔵し、聴取と録音ができるボイスレコーダ。録音フォーマットはMP3。2010年に発売した「LS-10」の後継で、内蔵の4GBフラッシュメモリのほか、新たに別売microSD/SDHCカード(最大32GB)にも記録できるようになった。サンプリング周波数は22.05kHz、44.1kHz。
アンテナ端子を備えた付属のクレードル「アンテナステーション」に装着することで、より安定した受信が可能。クレードル装着時は本体に収めたバッテリ(単4×2本)の充電も行なえる。また、クレードルにはライン出力も備え、他のスピーカーなどで音声を聴くことができる。
ラジオ局の登録は地域選択または手動登録に対応。ラジオ受信時に、高周波帯域のノイズをカットするノイズフィルタを搭載。目覚まし/おやすみタイマーも利用できる。
PJ-20本体 | 背面 | 「アンテナステーション」に乗せたところ |
ラジオは録音も行なえ、日付/曜日指定の予約録音が可能。予約数は最大20番組。放送局の時報を利用して時刻を合わせるため、正確な予約録音ができるという。予約設定の操作は、本体以外にパソコンからも可能。放送局のプリセット編集も、本体での登録のほか、パソコン(Windows/Mac)からでも可能。予約録音や、ラジオ局のプリセット編集が可能なパソコン用ソフトをダウンロード配布している。そのほか、音声に反応して自動で録音を開始する「VCVA機能」や、MP3の分割機能も搭載。
録音したファイルは、音源ごとに自動でフォルダに分類されて保存。カレンダー検索や放送局検索、最近録音/再生したファイル、未再生ファイルなどの分類で探すことができる。1.71型ディスプレイを備え、前面の大型ボタンで操作する。
MP3/WMAの音楽再生も可能。5段階のイコライザも搭載している。レジューム再生や、遅聞き/早聞き再生(0.5~3倍速)も行なえ、語学学習にも利用できる。本体に23mm径ユニット/250mW出力のモノラルスピーカーを内蔵する。イヤフォン出力とマイク入力も装備。
本体にUSB端子を備え、パソコンと接続可能。対応OSはWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.4.11~10.6。電源は単4電池2本で、アルカリ電池使用時の連続録音時間は33時間(ラジオ20時間)、再生は39時間(ラジオ20時間)。外形寸法は112×50×16mm(縦×横×厚さ)、電池を含む重量は106g。AM/FMアンテナやACアダプタなどが付属する。オプションとしてでキャリングケース「CS-140」(2,475円)も発売する。
アンテナステーションにはライン出力も装備 | 別売キャリングケースのCS-140装着時 |
■ Voice-Trek」シリーズ「DS-800」と「V-65」の新色
「DS-800」は、3マイクシステム「トレスミック」を搭載した。PCM/MP3/WMAレコーダ。PCMは最高16bit/48kHzで録音する。Wolfsonの高音質再生エンジンを採用する。記録メディアは内蔵4GBメモリまたは別売microSD/SDHCカード(最大32GB)で、内蔵メモリとmicroSD間のコピーも可能。
「V-65」は、MP3/WMA録音に対応したボイスレコーダ。WMAはモノラル3段階/ステレオ3段階、MP3は128/192kbpsの録音モードを用意する。記録メディアは内蔵の2GBメモリ。MP3/WMAのミュージックプレーヤーとしても利用できる。
「DS-800」のブルー | 「DS-800」のレッド | 「V-65」のクランベリーレッド |
(2011年 9月 28日)
[AV Watch編集部 中林暁]