プレイバック2024
ハリポタの世界に入り込んで、“音の重要性”に気付いた by三月旭
2024年12月29日 09:00
2024年を振り返ると、仕事もプライベートも、新しいことにチャレンジする機会の多い一年でした。一方で、何も変わらないモノ・コトも。
私の場合、映画やドラマ、アニメなどのエンタメ分野において「好きな作品をずっとリピート視聴する」という偏愛性があり、今年もいくつかの作品を順繰りに見ていました。ちなみに今は「名探偵コナン」のターン。配信サービスでほぼ毎日視聴し、最新話まで見たら、また第一話に戻って再生するという感じで過ごしております。
そんな私にとって大好きな作品のひとつが映画『ハリー・ポッター』シリーズ。正直、公開当時の頃からハマっていたわけではなく、気づいたら好きになっていたという感じなので、熱心な“ポッタリアン”とは言えませんが、ただ作品を何度も見ては楽しんでいるファンのひとりです。
2024年でいちばんの思い出は、そのハリポタの世界が楽しめる、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に行ったこと!
これがもう、最高で……!今年の3月頃に初めて行ったのですが、先日より日本で初となるシーズン限定企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」が開催されていることもあり、12月に2回目も行っちゃいました。(※「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」は2025年1月5日まで開催中)
ホグワーツの大広間や動く階段、ハリーたちが過ごした寮の様子、そして学校の外にある森や街並みなど、見渡す限りあの世界のまま!ただその空間に身を置いて、歩いているだけでももちろん楽しいのですが、制作の様子や、どんなふうに構想を練っていったのかなど、舞台裏をこんなにも詳細に、間近に見て知ることができることに感動。自分もハリポタの世界を作り上げる一員になれたかのよう。何度見ても驚くし、スタッフの方々には尊敬しかありません。
なかでも、「音」の舞台裏にはいちばん感動しましたね~。目で見えるものって、入ってくる情報量も多いし、作品の大半を占めているように思えるんだけれど、ツアーを通じて「音」の重要性に改めて気付かされます。
私たちが見て感じている緊迫感も高揚感も、全部が実は「音」で支配されているというか。役の感情とかその場面の雰囲気とか、目で見えないものが、効果音や音楽によってより伝わってきて、深く心に入ってくるんですよね。オーディオの紹介でよく「映画の世界に入り込める」と言うことがありますが、この重要な音の世界をいかに表現できるかというところは、本当に大切なポイントだなと実感します。
ツアーの中でもあまり派手な展示はないコーナーなんだけれど、音の力を詳しく紹介してくれる「ART OF SOUND」は、思わず立ち止まってじっくりと聞いてしまう(音楽もインタビューも)、そんな魅力があります。
映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズも大好きな私は、魔法動物コーナーもゆっくり見たいところのひとつ。そこで出会える、ニュート・スキャマンダー役のエディ・レッドメインと、二フラー(魔法動物の一種)のテディの姿に毎回キュンとしています。そしてあまりにリアルなクリーチャーの展示には毎度ビビる……普通にこわいんよ……。
ちなみにこのスタジオツアー、現場に着く前から始まっています!電車や駅のホームまで、道中全てがハリポタ仕様で、これがまたグッと高まるんですよね~。ホグワーツに向かうような気持ちになれちゃいます。
冒頭の通り、新しいことの多かった今年。ドタバタと忙しない日々でもありましたが、ロン役のルパート・グリントが来日してくれたし(お姿拝むことはできませんでしたが同じ日本にいただけで嬉しい!)、スタジオツアーには2回も行けたし、トータルいい一年でした!
いつかは本場イギリスのツアーにも参加してみたいな~。そんな夢を胸に、来年もまた頑張ろうと思います。