プレイバック2024
オーディオ機器をカッコよく照らして、ウイスキーとか並べてみたかった by 編集部 山崎
2024年12月27日 09:00
SNSやイベントなどで見かける“オーディオ機器が置かれたカッコいい部屋”って、暖色の間接照明で、ウイスキーのボトルとか、古いフィルムカメラ、帆船模型とかが置かれてるじゃないですか(偏見)。あれをやりたいと思ったんです。今年。酒は一滴も飲めませんが。
されど、美的センスやインテリア知識は絶無。そこで、オーディオイベントに行った時に「なるほど、床に照明を置いて、スピーカーを裏から照らすのがカッコいいのか」とメモ。
YouTubeで「バーカウンターのある部屋をDIYする」みたいな動画を見て「なるほど棚に照明を埋め込んで、酒瓶を照らすカッコいいのか」とメモ。
そして、AmazonでLEDテープやスマートライトをカートに投入。人生で初めて酒屋にドキドキしながら入り、「この瓶カッコいいな」とデザインだけで選ぶも、「こんな値段するの!?」と驚き、レジの隣に置かれたミニボトルで我慢……などの紆余曲折を経て。
部屋がオレンジ色になりました。
購入したのは以下の製品。いずれも単なる照明ではなく、スマホアプリから色温度や明るさを調整できるスマートライトにしました。
- SwitchBot LEDテープライト
- Philips Hue スマートLED電球 E26
- Philips Hue スマートライト Go
- Philips Hue LEDテープライト
SwitchBot LEDテープライトはオーディオラック用。Philips Hue スマートLED電球は、スピーカーの背後に置く照明スタンドへ。Philips Hue スマートライト Goという丸いライトは、スピーカー背後に床置きします。
SwitchBot LEDテープライトは、オーディオラックの棚の裏に貼り付け。5mと長さがあるので、4段のラックを1本でカバーできました。
他の段に這わせるために、支柱の裏に貼り付けなければいけないのがイマイチですが、正面からは見えないのでヨシ! LEDが支柱側になるように裏返して、マスキングテープで固定しました。
床に置いたスマートライト Goは、スピーカーの裏に、ライト自身が見えないように配置。白いケーブルが床に這うのが目立つので、モールでケーブルを覆いました。
残ったPhilips Hue LEDテープライトは、オーディオではなく、PCデスク用。2022年末のプレイバックに、イケアで天板を買って巨大なPCデスクを自作した話を書きましたが、このデスクの縁に貼り付けました。
あとはスマホのAlexaアプリやSwitchBotのアプリで、各照明を認識させて登録。アプリから好きな色や明るさに設定できます。
暖色のオレンジっぽい色に設定し、「おおっ!オーディオっぽい!」と興奮。並べたミニボトルを見て「なんかバーっぽい!行ったことねぇけど!」とひとしきり楽しみました。
「カッコよくしたい」という動機だけで導入したのスマートライトですが、アプリをいじってみると、なかなかどうして、便利です。
要となるのがAlexaの「定型アクション」。スマートスピーカーのEchoも持っているので「アレクサ、照明を消して」など、声で呼びかけると、ライトを一括制御できます。やり方は簡単で、アプリで「呼びかけるワード」と、「その時の各照明の挙動」を設定していくだけ。
例えば、昼間、リモートワークをする時は「アレクサ、ホワイト」と呼びかけると全ての照明が明るい白に。仕事が終わって「アレクサ、オレンジ」と呼びかければ暖色の落ち着いた色に……。
細かいカスタマイズも可能。音楽を再生する時は少し暗めの方が集中できるので、スピーカー裏のライトは暗めに。アンプやプレーヤーは操作したいので、設置したラックの照明は少し明るめ……という設定を「アレクサ、オーディオ」と登録すれば、そう呼びかけるだけで理想の明るさにしてくれます。
さらに、プロジェクターから映像を投写する時は「アレクサ、シネマ」と呼びかければ、スピーカー裏の照明はOFFに……といった具合。
調子に乗って、全てがグリーンになる「アレクサ、ゲーム」とかも登録してみましたが、一度も使ったことはありません。
スマートライトは「帰宅時に自動的に照明をつける」とか「寝る前はリラックスできる色に」みたいな使われ方が一般的だと思いますが、細かく明るさを制御できるのは、オーディオ&ビジュアルファンにこそ恩恵が大きいなぁと感じた次第。大掃除のついでに照明のスマート化、いかがですか?