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OPPO Digitalが新規製品開発終了、サポートは継続。ディスクプレーヤー市場縮小のため
2018年4月3日 07:52
BDプレーヤーなどを手掛ける米OPPO Digitalが2日(現地時間)、新規製品の企画・開発の停止を発表した。今後もサポートやファームウェアアップデートなどは予定しているが、新製品開発は行なわず、現行製品がOPPO Digitalとしての最後の世代の製品となる。
OPPO Digitalは、SACD/DVD対応のユニバーサルプレーヤーとして、BDプレーヤーを中心にビジネスを展開。2012年発売のBDプレーヤーの「BDP-105/103」などが人気を集めたほか、頻繁なファームウェアアップデートやDTCP-IPなどの日本向け機能の追加などで、BDプレーヤー市場を代表するメーカーの一つとなった。'17年にはUltra HD Blu-ray対応の「UDP-205」、「UDP-203」も発売している。
新規製品開発の停止について、OPPO Digitalでは、「これまでAV専業メーカーとしては例外的とも言える生産数量を前提とした圧倒的なコストパーフォーマンスの製品を投入してまいりましたが、近年の世界的なストリーミングコンテンツサービスの流行を背景とした(特に米国の)ディスクプレーヤー市場の縮小にともない、本製品ジャンル・市場については、将来的な生産規模の拡大または維持が困難な見込みであることから、今後の継続的な経営資源投下を断念するという経営判断をした」と説明している。なお、2017年にはUSB/ネットワークDACの「Sonica DAC」も発売し、日本でヒットモデルとなったが、こちらも3月6日に製造終了を発表している。
OPPO Digitalでは、「財務上十分に安定した経営基盤を確保しているほか、今後の組織体制の見直しにより長期にわたり今後も変わらぬサービス業務を提供できるよう努めていく」としており、今後もファームウェアアップデートを含む、サポートは継続する。
継続するサービス内容
・現行製品の販売
・リファービッシュ品の販売
・ファームウェアの更新と提供(近日ファームウェア・アップデートを案内
・保証期間内の無償修理・点検等
・生産終了機種を含む保証期間外の有償修理・点検等