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シャープ、BS4K録画・ダビングに対応したAQUOS 4Kレコーダ。11万円から
2018年9月27日 13:43
シャープは、12月からスタートする新4K衛星放送の録画やBDダビングに対応した「AQUOS 4Kレコーダー」を発表した。2TB HDD搭載モデル「4B-C20AT3」と4TBモデル「4B-C40AT3」の2機種。いずれも11月24日の発売を予定しており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、C20AT3が11万円前後、C40AT3が14万円前後。
新4K衛星放送のチューナーを内蔵した、初のAQUOS 4Kレコーダー。BS 4K/110度CS 4Kチューナー×1、地上/BS/110度CSデジタルチューナー×3を搭載。4K放送番組が内蔵HDD、外付けUSB HDDに録画できるほか、BDーR/REディスクへも4Kのままダビングできる。2TBモデルの場合は約130時間、4TBの場合は約262時間の4K番組録画が可能。BDへの4Kダビングの場合は、3層100GBディスクで約6時間20分記録できる(※4K放送番組のレートが33Mbpsで算出した計算値)。
4K放送の番組は、DR録画のみ可能。HDDからBDへダビングする場合も、4Kのまま記録する。2Kへのダウンコンバートや、4K録画ディスクからHDDへの書き戻しは出来ない。また同社レコーダーでは、本編だけでなく番組連動データの記録・ダビングも特長だったが、4K放送録画は該当しない。
説明員によれば、4K放送を録画したディスクは現状、同一シリーズ(4B-C20AT3/4B‐C40AT3)での再生は可能だが、他のAQUOSブルーレイでは再生できない。アップデートによる再生対応可否も含め、まだ詳細を話せる段階にはないとのこと。なお、内蔵HDD・外付けHDDと同様に、1枚のBDディスクに2K番組と4K番組の混在は可能。混在したディスクをBDレコーダー/プレーヤーなどに投入した場合は、録画番組のタイトルは表示されるものの、4K番組を選択しても「再生できない」と表示される。
4K解像度と高輝度・広色域情報が記録されたUltra HD Blu-rayソフトの再生に対応、HDR10方式をサポート。ドライブ内部へのチリやホコリなどの侵入を防ぐ耐塵対策と光学性能の改善で耐久性を高めた「ホコリシールドBDドライブ」を採用する。
4K放送などで使われる「HLG」方式に対応していない4K/HDRテレビでもHDR映像が楽しめる「HLG→HDR10変換」機能を搭載する。
サムネイルやテキストを4K解像度で表示するインターフェイス「4Kビジュアル番組表」、「4K録画リスト」も搭載する。アップコンバートによるGUI画面と比べ高精細で、また4Kテレビに適した文字フォントを採用することで視認性を一段と高めた。
番組表では、番組のジャンルや文字の大きさ・濃さなどを細かくカスタマイズできるため、ユーザーの好みに合わせた番組表に調整することができる。色分けされた番組表から、特定のジャンルだけを強調して表示することも可能だ。
録画した番組は、番組タイトルと合わせて音声付きの動画サムネイルでリスト表示。また録画リスト時にポップアップ表示を選ぶと、録画番組が約5分ごとに子画面表示され、カーソルを合わせたシーンが音声付きで動画再生できる。
番組予約をすること無く、2K放送の新作連続ドラマを4週間分自動録画してくれる「ドラ丸」、対応のAQUOSテレビと接続した際に視聴中の番組を最大90分遡って視聴できる「AQUOSタイムシフト」、外出先から録画番組を視聴する「外からリモート視聴」、また外出先から番組検索や録画予約ができる「AQUOSリモート予約」なども引き続き搭載。旧AQUOSレコーダーで録画した番組を新レコーダーにダビングする「買換えお引っ越しダビング」機能も備える。
HDMI出力は、テレビ用とアンプ用(音声信号のみ、CEC非対応)の2系統。USB端子はデータ用と外付けHDD用で、通常HDDのほかSeeQVault対応HDDに対応する。
2K放送用のB-CASカードスロットは、フロント左側に搭載。4K放送用のACASは内蔵されている。
消費電力は、C20AT3が約30W、C40AT3が約31W。外形寸法/重量は両モデル共通で、430×229×65mm(幅×奥行き×高さ)/約3.3kg。