ニュース

LINEのスマートディスプレイ「Clova Desk」3月19日発売。AbemaTVや家電操作

LINEは、AIアシスタントClovaを搭載したスマートディスプレイ「Clova Desk」を3月19日11時より直販サイトで発売する。価格は27,540円(税込)。カラーはブラックとホワイトとの2色。

Clova Desk(ブラック)

既発売のスマートスピーカー「Clova WAVE」や「Clova Friends」に続き、昨年の「LINE CONFERENCE 2018」で発表したスマートディスプレイが「Clova Desk」。今回の発表会で発売日と価格のほか、機能の詳細などが案内された。

Clova Desk(ホワイト)

7型/1,024×600ドットのタッチ液晶と20W出力のスピーカー(フルレンジ×2)を内蔵。500万画素フロントカメラを備え、通話やコミュニケーションに利用可能。

スマートスピーカーのClova WAVEなどと同様に、ホームIoTサービスのClova Homeに対応。テレビやエアコン、照明、スマートロックなどを声で操作でき、給湯器に声でお湯張りや追い炊きの指示などもできる。

Wi-Fiなどの通信機能を持たない機器を操作できる赤外線リモコン機能も内蔵。プリセット信号のほか、手持ちの家電のリモコンから学習もできる。赤外線送信部は本体前面に2個、背面に1個備える。学習用の赤外線受信部は背面に装備。

家電やIoT機器と連携

リモコンは、プリセットが60社(エアコン/照明/テレビ)で機種数は9,657機種+メーカー汎用プリセット。「ねえ、クローバー、リビングのテレビを点けて」などと話しかけて操作できる。IoTデバイスとは10社/12タイプの製品と連携する。

新たに、AbemaTV視聴に対応することも発表。オリジナルの生放送コンテンツや、ニュース、ドラマ、アニメなどAbemaTVで配信中の全番組をClova Deskで音声操作して観られる。「AbemaTVを開いて」や「AbemaTVでアニメを再生して」などと話しかけると起動し、「チャンネル替えて」で次のアニメチャンネルを選局することなども可能。

AbemaTV視聴機能は発売当初は搭載されないが、3月中に提供予定。なお、AbemaTVは無料のチャンネル型配信サービス(リニア)のみ利用可能で、プレミアムプランのVODサービスには非対応。そのほか、動画用にブラウザ機能も備え、YouTubeを視聴できる。

AbemaTV視聴に対応
声でAbemaTVのチャンネルを変更

Clovaスマートスピーカー製品と同様に、LINE MUSICやradiko.jp(ラジコ)も利用可能。ディスプレイを活かし、LINE MUSICではジャケットやアーティスト名、歌詞を表示。ランダム再生中に気になった曲名やアーティスト名の確認などを分かりやすくしている。音声だけでなく、タッチ操作でも各サービスを利用できる。

ラジコなども利用できる
音楽再生画面

クックパッドとも連携。レシピを見ながら調理でき、手が濡れていても音声で材料や調理方法などを確認できる。Clova Desk購入者向けに、クックパッドの有料会員向けプレミアムサービスが最大3カ月無料になるクーポンを提供。人気順検索や絞り込み機能などの機能が使える。

クックパッド表示も可能

LINEのメッセンジャーやLINEビデオ通話にも対応。個人のLINEアカウントを登録できるほか、家族共用のClova専用アカウントも使える。

音声認識用に2つのマイクを内蔵。音声アシスタントの性能が改善され、騒音環境での呼び出し性能を20%以上高めたほか、反応速度を最大20%向上。ソフトウェア上の改善も行なっているが、主にClova Deskのハードウェア性能向上により実現しているもので、既存のスマートスピーカーで同等性能にアップデートはできないという。

騒音環境での呼び出し性能を20%以上改善
反応速度を最大20%向上

ホーム画面には天気や時刻、電車の運行情報などを表示。この画面の背景となっている青空は静止画ではなく動画で、その時の天気や時刻に合わせて表示を変更。文字を読まなくても外の状況などをすぐ把握できるようにした。

IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)の無線LANを搭載。対応するテレビなどにClova Deskの画面をミラーリングする「画面共有」も利用できる。今後、VODサービスなどの動画をテレビにキャストする機能などの追加も検討しているという。Bluetooth 4.2を搭載し、音楽などを別売Bluetoothスピーカーなどで聴くことも可能。対応プロファイルはA2DP/AVRCP/SPP。

ホーム画面右上にある9つの点のアイコンをタッチすると、各機能を呼び出せるコマンドガイドを表示

メモリは2GBで、ストレージは16GB。撮影した写真は本体ストレージに保存できるほか、LINEのKeep機能を介して共有できる。容量3,000mAhのバッテリも内蔵し、音楽の連続再生は約2時間、スタンバイ時間は約3時間10分。外形寸法は181×104.5×173㎜、重量は915g。

天面のマイクや操作ボタン部
背面
主な仕様

速度向上で「リモコンを手に取るより早い」

LINEのClova企画室 スマートプロダクトチーム マネージャーを務める中村浩樹氏は、「昨年のLINE CONFERENCEで発表してから開発を続け、自信を持って提供できるクオリティとなった。コンセプトは『Home Signage+Communication』。家の中に機器が増えることで多くのリモコンが散らばり、メモや予定など、家族に必要な情報も家の中にいくつも存在する。散らばる情報端末や、情報をスマートにサイネージ機能でまとめて、Clova AIアシスタントで新しいコミュニケーションの形を生み出したい」とClova Deskに込めた思いを説明した。

LINEのClova企画室 スマートプロダクトチーム 中村浩樹マネージャー

中村氏は、赤外線リモコン機能を使って家のテレビをON/OFFするデモを行ない、その反応の速さをアピール。「家で実際に使っていると、わざわざリモコンを取るよりもClovaに話しかけた方が早い。実際に使っていただけると『Clovaで操作した方が便利だよね、早いよね』ということをご体験いただける」と自信を見せた。

同社の製品開発への取り組みについては「我々はハードウェアのスペックからサービスを作っているのではなく、サービスからハードウェアのスペックを決めている。バッテリを搭載しているのも、クックパッドのレシピやAbemaTVでの動画を観る時のため。普段はリビングの真ん中で使っていても、場所を変えて使うニーズがあると考えた」と説明。

スマホ/タブレットとClova Deskの役割の違いについて「Clova Deskは家の中心にあって、家族に必要な情報、コミュニケーションをするためのプロダクト。大きな違いは“自分のため”か、“ファミリーユースか”ということ」とした。