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カロッツェリア、高感度2カメラのドライブレコーダ。“本格参入”7機種

パイオニアは、カロッツェリアブランドのドライブレコーダー7機種を7月~8月に順次発売する。前後2カメラ搭載モデルが3機種、1カメラ搭載が4機種。従来のドライブレコーダーに比べ100分の1以下の光量でも撮影可能という「ナイトサイト」モード搭載モデルや、業界最小クラスのモデルなどをラインナップする。映像記録はいずれもフルHD。

2カメラ搭載の「VREC-DZ700DLC」

【2カメラ搭載】
VREC-DZ700DLC 35,000円前後/7月発売
VREC-DZ700DSC 35,000円前後/7月発売
VREC-DS500DC 30,000円前後/8月発売
【1カメラ搭載】
VREC-DZ600C 22,000円前後/7月発売
VREC-DZ600 22,000円前後/7月発売
VREC-DZ200 15,000円前後/7月発売
VREC-DH200 15,000円前後/7月発売

同社は新製品7機種投入により「クルマを知り尽くしたカロッツェリアが市場に本格参入する」としている。

ドライブレコーダ市場に本格参入

2カメラ搭載「VREC-DZ700DLC/DZ700DSC/DS500DC」

2つのカメラで前後の映像を同時に録画可能な「ダブルレコーディング機能」に対応したモデル。前方走行映像に加え、後方からのあおり運転などの危険行為も逃さず記録できるという。

VREC-DZ700DSC

画角は、VREC-DZ700DLCとVREC-DZ700DSCがフロント160度、フロア・リアが137度。VREC-DS500DCは、フロント・リア142度)を確保している。VREC-DS500DCは、小型で目立たず、車外にも取り付けできる防水防塵設計の前後カメラを採用したのが特徴。DZ700DLCとDZ700DSCは2型、DS500DCは3型のモニターを備える。

VREC-DS500DC

高感度/高画質のソニー製CMOSセンサー「STARVIS」(スタービス)」を採用。従来の同社ドライブレコーダー「VREC-DZ300」に比べ100分の1以下の光量でも撮影が可能な「ナイトサイト」を搭載。夜間走行時の車のナンバープレートや街灯のない駐車場での周辺状況など暗闇でも鮮明な映像を2カメラで録画可能としている。有効画素数は200万画素。マイクも備える。記録メディアはmicroSDカード(SDHC/SDXC対応)。16GBのカードが付属する。

ソニー製CMOS「STARVIS」採用

明暗差の激しい状況でも、白とびや黒つぶれをしっかり補正する「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」機能も装備。LED信号機の点滅周期に影響されにくいフレームレート27.5fpsを採用。電源周波数60Hzの西日本エリアでも点灯する信号機を確実に撮影可能としている。

VREC-DZ700DLC/DZ700DSCの2機種は、「駐車監視機能(セキュリティモード)」も装備。車のバッテリーを使って駐車中の車を24時間365日監視可能。衝撃を検知した時だけ起動して撮影するため、車のバッテリーの負荷を軽減できる。

これら2機種は、駐車時に衝撃を検知すると映像を録画する「駐車監視機能」も搭載。本体内蔵の750mAhバッテリーで最大約40分作動し、衝撃を検知するとその前後の映像を同時に録画する。VREC-DS500DCは、600mAhバッテリーを内蔵し、最大約30分作動する。

車のエンジンをかけた時から自動で録画を開始する「連続録画」や、衝撃を検知すると、その前後の映像を同時に録画する「イベント録画」、撮影したいタイミングにボタンを押して、その前後の映像を同時に録画する「手動イベント録画」録画中にボタンを押して、最大400枚まで静止画として保存できる「静止画撮影」の各機能も備える。

VREC-DZ700DLC/DZ700DSCは、iPhone/AndroidスマートフォンとWi-Fi接続して、手元で録画映像を確認可能。撮影映像を手元でリアルタイムに確認してスマホ本体へ保存できる。また、ドライブレコーダー本体の設定も行なえる。

外形寸法と重量は、DZ700DLCとDZ700DSCの本体が110.2×40.5×77.4mm(幅×奥行き×高さ)、138g。2ndカメラは63.2×31.6×37.1mm(同)、35g。

DS500DCは、本体が92.5×27.7×57.3mm(同)、94g。カメラが30×35×30mm(同)、22g(カメラのみ)、49g(ブラケット/GPS含む)。

1カメラの「VREC-DZ600C/DZ600/DZ200/DH200」

VREC-DZ600CとVREC-DZ600の2機種は、ソニー製のSTARVISを採用、高感度/高画質録画の「ナイトサイト」に対応する。有効画素数は200万画素。

VREC-DZ600C

VREC-DZ600C/DZ600は、HDR(ハイダイナミックレンジ)とWDRの両方に対応。明暗差の激しい状況でも、白とびや黒つぶれを補正し、鮮明に撮影できるという。VREC-DZ200はWDRのみ搭載する。LED信号にも対応する。本体にマイクも内蔵する。記録メディアはmicroSDカードで、DZ200はSDHC対応、それ以外はSDXC/SDHC対応。16GBのカードが付属する。

VREC-DZ600

DZ600Cは「駐車監視機能」に対応。DZ600C/DZ600は750mAhバッテリー内蔵で最大約90分作動。DZ200は最大約50分、DH200は最大約15分作動する。DZ600C/DZ600/DZ200の3機種とも、撮影したいタイミングにボタンを押して、その前後の映像を録画する「手動イベント録画」に対応する。

VREC-DZ200

約3cm角という小型設計のDH200は、フロントガラスに直接固定する薄型デザインを採用。ドライバーの視界に入りにくい位置に取り付けられる。画角は130度。また、DH200は気になる瞬間に本体のセンサーに手をかざすだけで、その前後の映像を録画する「ジェスチャーイベント録画」に対応する。

VREC-DH200

DZ600C/DZ600/DZ200は、録画中にボタンを押して、最大400枚まで静止画として保存可能。また、DZ600C/DZ600/DH200は、iPhone/AndroidスマホとWi-Fi接続して手元で録画映像を確認できる。

4機種共通の機能として、車のエンジンをかけた時から自動録画する「連続録画」、衝撃を検知すると前後の映像を録画する「イベント録画」にも対応する。

DZ600CとDZ600は1.5型モニター、DZ200は2型モニターを装備。DH200はモニター非搭載。外形寸法と重量は、DZ600CとDZ600が78.6×47.4×77.3mm(幅×奥行き×高さ)、118g。DZ200が61×34×82mm(同)、90.5g。DH200が32×34×32mm(同)、70g。