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BS日テレ4Kスタート間近、新4K8K放送に深田恭子エール。対応機は150万台に

新4K8K衛星放送の開始から約9カ月が経過した8月29日、9月1日から新たにBS日テレ4Kの放送が始まる事など、その魅力を訴求する発表会を放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が開催。4K8K推進キャラクターの深田恭子さんも登壇した。なお、視聴可能機器は7月までの累計(放送開始から8カ月)で150万台を達成している。

4K8K推進キャラクターの深田恭子さんも登壇

新4K8K衛星放送は、現在18のチャンネルが放送されているが、9月1日からはBS日テレを加えた19チャンネルとなる。

また、アンテナを使わずに視聴できるチャンネルも増加。現在はNHK 4K+民放BSキー局系が、NTT東日本/NTT西日本が提供する「フレッツ光」回線を使ったサービス「フレッツ・テレビ」などを用いて視聴できるが、9月1日からは、BS/110度CS左旋の4K8K放送(NHK 8K+有料BS/CSチャンネル+通販)もフレッツ・テレビで視聴可能になる。

さらに、'19年7月までの新4K8K衛星放送視聴可能機器の集計値も発表。6月に続いて大きく伸びており、7月だけで22万8,000台の出荷を記録。累計出荷台数は150万台となった。

A-PABの福田俊男理事長は、放送開始から8カ月で150万台を達成した事について、「いよいよ追い風が吹きつつあるなと素直に受け止めている。受信機器の選択肢が大幅に増えてきた事が大きい。そして、来年の東京オリンピック・パラリンピックまであと1年というタイミングに来た。追い風に乗っていきたい。放送が厳しい環境の中で、新しいメディア、新しいサービスをいかに定着させていくのか、その責務をひしひしと感じている」と語った。

A-PABの福田俊男理事長

A-PAB理事の木村政孝氏は、「新チューナー内蔵テレビが急拡大を牽引した」とした上で、視聴可能機器の購入者層について、「イノベーターの時代からアーリーアダプターへのステップへ、突入してきた」と分析している。

市場調査の結果も発表。「新4K8K衛星放送」という言葉を知っている人は全体の4割となり、前回調査と比較して4ポイント上昇。その一方で、新4K8K衛星放送を見るにはチューナー内蔵テレビ、もしくは対応テレビとチューナーが必要であることを知っている人は4割弱となり、「引き続き理解浸透を図る必要がある」としている。

4K(8K)テレビ所有者は9.9%と、前回より2ポイント上昇。まだ所有しておらず、「欲しい」人は全体の31.2%で、テレビ所有者と欲しい人を合わせると4割を超えている。新4K8K衛星放送を視聴した人の8割以上が「放送に満足できる」と回答、その中の「非常に満足できる」と答えた人は、約4ポイント上昇した。

発表会では、各認定放送事業者の社長・専務理事も登壇。各局の秋改編やスポーツ関連注目番組などを紹介。現在展開中のPRスポットなども紹介。さらに、深田恭子さんから量販店・電商連の幹部へ、新4K8K衛星放送の更なる普及を願ってエールが送られた。