ニュース
GoPro HERO9 Black登場。前面モニタ、5K対応。レンズ交換で超広角
2020年9月17日 00:00
GoProは16日、新アクションカメラ「GoPro HERO9 Black」を発表した。17日より販売を開始する。背面モニターに加え、レンズを備えた前面にもカラーディスプレイを新たに搭載。自撮りもしやすくなったほか、5K/30pまでの撮影に対応。直販サイトでの価格は54,000円(税込)だが、1年間のGoProサブスクリプションサービス(旧称:GoPro Plus)に登録すると43,000円(税込)で購入できる。直販サイトでは32GB microSDHCカードが付属する。
新型のイメージセンサーを備え、5K/30p、4K/60pの撮影が可能。2.7K/120p、1440/120p、1080/240pなどのスロー撮影も可能。2,000万画素の静止画撮影もできる。
フロントのカラーディスプレイは1.4型。ライブプレビューとステータスモードを表示できる。リアのディスプレイは2.27型にサイズアップし、タッチ操作に対応する。
HERO8 Blackと比べ、バッテリーの持続時間が最大30%アップ。さらに、低温環境下での性能もアップしている。
手ブレ補正機能の「HyperSmooth」は「HyperSmooth 3.0」へと進化。激しく動く撮影でも、水平を維持した映像が撮影できるカメラ内ホライゾンレベリング (水平維持)機能も使える。
レンズ部分が取り外しできるようになっており、別売の「Maxレンズモジュラー」を取り付けると、より強力な手ブレ補正「Max HyperSmooth」と、GoPro史上最もワイドという視野角「Max SuperView」が利用できるようになる。このモードでは、最大2.7K/60pまでの撮影となる。
Maxレンズモジュラーを使用すると、カメラを360度回転させても水平をキープできる。Max レンズモジュラーはの発売は10月を予定。直販サイトでの価格は11,900円(税込)。
また、HERO9 Black対応モジュラーとして、取り外し可能なスポンジ状のウィンドスクリーンが付いたHERO9 Black用「メディアモジュラー」(税込9,500円)、「ディスプレイモジュラー」(税込9,600円)、「ライトモジュラー」(税込6,100円)も用意する。ライトモジュラーは既に販売中。
撮影機能として、時間を圧縮したような映像が撮れる「TimeWarp」機能も3.0に進化。「リアルスピード」と「ハーフスピード」機能を搭載した。
録画開始前の映像を最長30秒間記録する「HindSight」、ショットの前後1.5秒間を記録する「LiveBurst」、録画を開始する時間をスケジュールする「スケジュールキャプチャー」、カメラで録画する時間の長さを選択できる「デュレーションキャプチャー」機能も搭載。SuperPhoto+HDRナイトラプスビデオ撮影にも対応する。静止画はRAW形式での撮影も可能。
Webカメラとしても利用でき、1080p映像のライブストリーミングが可能。
ボイスコントロールは14種類のコマンドに対応。11の言語と6地域のアクセントをサポートする。
音声収録用には、3つの進化したウィンドノイズ低減マイクを装備。ステレオ+RAWオーディオ収録が可能。サイズアップしたスピーカーにより、オーディオの再生機能も向上したとする。高い耐久性と、水深10mまでの防水性能も装備した。
なお、製品のパッケージも変更。プラスチックを排除し、カメラとマウント、アクセサリーをあわせて収納できるトラベルケースに入れて販売される。今回の製品だけの取り組みではなく、「今後すべてのGoProカメラのパッケージに導入される予定」で、他のカメラについても2021年中に同様の対応を行なうとしている。
前述のように、無制限のクラウドストレージ、GoPro.comでの最大50% OFF、カメラの完全交換補償などの特典を揃えたサブスクリプションサービスも用意。従来の名前はGoPro Plusだったが、新たに「GoProサブスクリプションサービス」となった。これは「ブランドから提供される製品体験の中で、サブスクリプションが特に重要となっていることを表している」という。