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ソニーPCL、440型Crystal LEDのバーチャル背景を東宝スタジオに

ソニーPCL本社での研究開発の様子

ソニーPCLは、4月から国内最大規模の撮影スタジオである「東宝スタジオ」(東京都世田谷区成城)内のステージ4に、8K/440型のソニー製Crystal LEDディスプレイシステムを期間限定で設置。大型LEDディスプレイを活用したバーチャルプロダクション手法と、制作ソリューションの研究開発を行なう。

これにより、撮影スタジオを使用した、よりスケール感のある多角的なバーチャルプロダクション手法の研究開発と、同手法を活用したCM・ドラマ・映画などの映像制作が可能になる。

さらに、多様なクリエイターと連携し、新たな映像表現へのニーズやその可能性を共に探求し、積極的な情報発信も行なうとのこと。

バーチャルプロダクションとは、大型LEDディスプレイ、カメラトラッキングとリアルタイムエンジンを組み合わせた撮影手法。3DCGを中心としたバーチャル背景を大型ディスプレイに表示し、現実空間にあるオブジェクトや人物を、カメラで再撮影することで、後処理なくCGと実写を組みあわせた映像制作が可能。

今回の研究開発は、ソニーPCLがスタジオブロス、モデリングブロスとの3社で進めてきた「LAB.」活動の一環で、2020年8月からソニーPCL本社で展開してきた「VIRTUAL PRODUCTION LAB」におけるゲームエンジンを活用した映像表現の追求や映像ソリューション開発の加速を目的としている。