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FiiO、DACとしても使えるBluetooth送受信機。aptX HD/LDAC対応
2020年11月27日 12:45
エミライは、FiiOブランドより、Bluetooth送受信機能を備えたUSB DAC「BTA30」を12月4日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11,000円前後。
DACチップにAKM製「AK4490EN」、Bluetoothチップにクアルコム製「CSR8675」を搭載したBluetooth対応のUSB DAC。光/同軸デジタルとUSB Type-Cの入力を備え、同軸デジタル入力時は最高192kHz/24bitのPCMと、DSD64(2.8MHz、DoP)のネイティブ変換に対応。光デジタル入力時は最高96kHz/24bit、USB入力時は最高48kHz/16bitまでのデコードができる。
Bluetooth 5.0準拠で、受信機としてはSBC/AAC/aptX/aptX HD/LDACコーデックに対応。特にLDACは96kHz/24bitフォーマットに対応し、より高品位なBluetoothオーディオシステムを構築できるという。
Bluetooth送信機としては、SBC/aptX/aptX HD/LDACに加え、aptX LL(Low Latency)にも対応。超低遅延のaptX LLを使えば、音ずれを気にすることなく動画やゲームを楽しめるとしている。なお、LDACコーデックでの送信には、ソース機器と光/同軸デジタル端子経由で接続する必要がある。
Bluetooth接続用に外付けの高ゲインアンテナを採用。「CSR8675」の性能を最大限に引き出しつつ、通常の使用条件下で最大30mの範囲で、より高速な接続速度と安定した信号伝送を利用できる。本体前面には、RGBインジケーターも備え、現在使用しているBluetoothコーデックを色で識別できる。
マルチポイント接続にも対応。受信/デコードモードでは同時にふたつのデバイスをBTA30に接続でき、どちらのデバイスの音源も、BTA30で再生する際に自由に切り替えられる。送信モード時はふたつのデバイスに同時に音源をBluetooth送信できる。
そのほか出力端子としてRCAアナログ出力×1、光/同軸デジタル出力×1も備え、有線接続での出力に対応する。
独立した高性能DSPチップも搭載。これにより、さまざまなフォーマットのデコードに対応するほか、デジタルオーディオ信号を192kHzへのアップサンプリングも可能となり、「オーディオの精度が大幅に向上し、より高度なリスニング体験が可能になります」とのこと。
音量の左右不均等を解決するADCボリュームコントロール機能を備えるほか、スマートフォン向けアプリ「FiiO Music」を使うことで、Bluetoothフォーマットの優先順位変更や音量調整、LEDインジケーターのオン/オフといった制御ができる。
外形寸法は120×55×23.5mm、重さは115g。USB Type-CケーブルやRCAケーブル、防振クッションなどが付属する。