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ユピテル、全方位360度&リアの2カメラドラレコ。あおり運転対策搭載
2021年10月12日 08:30
ユピテルは、あおり運転対策機能を備えた新型の全周囲360度&リアカメラドライブレコーダーmarumieの新製品を10月13日に発売する。販路によってモデル名が異なり、カー用品量販店モデルは「Q-31R」、カーディーラー専売モデルは「ZQ-31R」。価格はともにオープンプライスで、Q-31Rの店頭予想価格は43,800円前後。
前後・左右・車内を記録できるドライブレコーダーmarumieシリーズの新モデル。前機種「Q-30R」「ZQ-30R」より、広範囲の記録性能はそのままに、新たにあおり運転の対策機能や、安全運転サポート機能を搭載する。
高感度センサーSTARVISを搭載し、画質性能にもさらなるチューニングを実施。従来機以上に明るく記録できるようになっており、映像が不鮮明になりがちな夕方や、深夜の住宅街など灯りの少ないシーンでも、はっきりと車両周辺を記録。HDR対応で、トンネルの出入口など、明暗差の大きい場面や、夜間のヘッドライトで生じやすい黒つぶれや白とびも抑制する。
フロントカメラは、水平360度、垂直240度で撮影可能。前方はもちろん、通常のカメラでは死角となる左右や車内まで記録できるため、バイクや自転車などのすり抜けによる当て逃げや、駐車中の車上荒らしまで撮り逃しを防ぐとしている。
360度カメラ単体では記録しきれない車両後方は、対角155度で撮影できるリアカメラが記録。200万画素のフルHD画質で、後続車のナンバーなど識別性が求められる箇所も鮮明に撮影。後方からのあおり運転対策に効果を発揮するという。
フロントカメラには2.4型液晶を搭載しており、写り方の確認が行なえる。2分割表示など多彩な表示モードを搭載し、記録映像をモニターでも手軽に確認できる。無料のPCビューアソフトも用意し、マウスをドラッグして直感的に視線を移動できる「VRパノラマ表示」などで映像を確認できる。
事故の発生を未然に回避するための、あおり運転対策向け機能も搭載。後方車の異常接近を自動で検知し、ドライバーにあおり車両の存在を知らせる。さらに映像を専用フォルダに自動保存し、記録ボタンの押し忘れや、常時録画の継続により該当データが上書きされるなどの記録ミスを抑え、確実に状況を保存する。
ドライバーに危険を知らせる安全運転サポート機能も搭載。長距離ドライブによる疲れや急いでいる時などに生じてしまいがちな運転ミスを防ぐため、表示と音でドライバーにいち早く警告し、事故を未然に回避するとしている。
ユピテル独自のファイルシステムにより、SDカードの定期フォーマットが不要。また付属SDカードは、繰り返しの上書き記録に強い高耐久MLC方式の32GB microSDカードを採用している。
外形寸法/重量は、フロントカメラが69×39×72mm(幅×奥行き×高さ)/約171g(microSDカード含む)、リアカメラが54×25mm(幅×直径)/約26g。