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ラックスマン、高純度7N銅のリファレンス電源ケーブル

「JPA-17000」

ラックスマンは、10月末に発売したフラッグシップパワーアンプ「M-10X」に標準装備している電源ケーブル「JPA-17000」を、2022年1月に単品販売する。価格は52,800円。また同月にはリファレンス・スピーカーケーブル「JPS-15000」の2mタイプ「JPS-15000/2」も発売する。価格は275,000円。

JPA-17000は、フラッグシップパワーアンプ「M-10X」の性能を引き出すべく開発された、リファレンスグレードの電源ケーブル。ラックスマンとしては「JPA-10000i」、「JPA-15000」に続く電源ケーブル製品第3弾となる。

JPA-15000をベースに、導体の30%を大口径の7N-Class D.U.C.C.(高純度銅)とすることで、電線のさらなる低インピーダンス化と高純度の信号伝送を実現した。導体断面積は3.5mm2

聴感上の周波数のうねりを排除し伸びやかな音質が得られるというノンツイスト構造で、導体は0.26mmの7N-Class D.U.C.C.×20本と、0.26mmのOFC(無酸素銅)×46本。コンポーネントとコンセントへの確実な装着を実現する機器側プラグと金メッキ仕上げのACプラグも採用している。ACプラグは正しい極性での接続を導く極性マーク(突起)付き。

ケーブル外形は9.1×13.4mm、ケーブル長は1.8m。

2mのスピーカーケーブル「JPS-15000/2」も発売される(写真は発売中の3mモデル「JPS-15000」)

同月発売の「JPS-15000/2」は、はYラグ端子を採用したスピーカーケーブルで、長さ以外は「JPS-15000」と同仕様。この発売を機に、取り回しの良い2mモデルが標準ラインナップ製品となり、現行の3mタイプは生産完了、在庫のみとなる。

高純度7N銅線材を使ったオーディオケーブルのリファレンスモデル。従来のリファレンス「10000シリーズ」を線材から見直し、新たに世界最高水準の高純度銅(99.99998%以上、7N-Class D.U.C.C.)を芯線に採用してケーブルの低インピーダンス化を実現し、「静寂感と密度感を両立し、機器の性能を極限まで引き出す」とする。

ケーブル芯線は、7N銅とOFCを6:4の割合で配合し、0.26mm径の7N銅線材×60本とOFC×40本で構成。「自然で伸びやかに澄み切った高域特性と正確で豊かな低域特性」を両立したという。ドレイン線は0.08mm径OFC×30本。

ノンツイスト構造で、伝送ラインのホットとコールドは個別にシールド。アルミカバーの可動分岐ホルダーも採用。導電ゴムのシールドにより、+/-間に外部から混入するノイズを低減する。

ケーブル外皮は鮮やかなブルーで、内部被膜には非磁性カーボンを主体とした顔料で音質への影響を排した。ケーブル外形は10.5×20mm、ケーブル長は3m。スピーカー端子は、導通と装着性能を追求した新開発のYラグを採用した。