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intime、セラミックツイータ搭載で真鍮筐体の「雅」
2021年12月1日 19:00
オーツェイドは、イヤフォンの新製品として「intime雅」と「intime碧Light-Unique Bass」の2機種を12月に販売する。販売時期と価格はintime雅が17日で15,500円、intime碧Light-Unique Bassが10日で5,500円。
intime雅
第3世代になった積層型セラミックツイータVST2を搭載。昨今の音楽のトレンドにおいて低域~高域まで全域にわたり解像度が高く、かつ見通しの良い良質の中高音の音源再生へのニーズが高まっていることを受け、intime煌/轟をベースに開発したという。
筐体には真鍮を採用し、ユニットを固定する筐体に無垢の真鍮材を用いて柔らかく奥深いサステインのある低音の再生を実現。無垢の真鍮材は長年の使用により、徐々にその色合いがアンティーク調に変化し、愛着が感じられるとしている。
「煌」「耀」「碧2」で採用して実績のあるグラフェンコートウーファーを採用。グラフェン材料は、音の伝搬速度が速く、軽量で硬度が高いため振動板の偏振動を抑制できることが特徴のウーファー。音質的には艶のある伸びやかな中高域が象徴的で、「まるで耳元で歌ってくれているような生々しいボーカルや歯切れの良いストリングスの音の再生にグラフェンコートウーハーの特徴を感じられる」という。
HDSSを採用し、全域に渡り歪感の少ない音を実現。「碧2」から採用している、ウーファー背面の気室の音響特性を整然とまとめあげる吸音デバイスで、特にウーファーの振動板が持つ偏振動を抑制する効果があるため歪み感の少ない音作りに貢献するという。
射出成形では難しいと言われているべっ甲調の色を日本の成形職人の匠の技術により実現。無垢の真鍮材との組み合わせにより「雅」の名に相応しいデザインに仕上げたとする。また成形時に抽出される樹脂の混合色は2つとして同じものがないため、「ユーザーだけのオンリーワンの所有感を味わえる」としている。
ケーブル側端子はMMCXで、OFCケーブル(1.2m)が付属。再生周波数帯域は20Hz~50kHz。インピーダンスは22Ω。音圧レベルは100dB/mW。イヤーピース(S/M/L)、本革製コードリール、イヤフォンポーチが付属する。
intime碧Light-Unique Bass
2020年3月に発売した重低音再生用イヤフォン「intime-X」で用いた技術を基本に、汎用性高く設計。ウーファーの制震性を維持したままで中高域はVSTの持つ特性をふんだんに活かし、深い低音が出るのに抜けの良い音が特徴としている。
ボーカル領域の再生が得意なグラフェンコートウーファーをメインユニットに採用。ウーファーの低域再生能力をフルに発揮させるべく開発した筐体材料技術に相まって、「艶のある中高域特性が速度感のある低音に埋もれることの無い見通しの良い中高域を再生する」という。
intime碧Light-Unique Bassにも第3世代VSTを採用。耳に刺さることのない素直な高域特性は長時間試聴されても疲れを感じにくい高音特性に仕上がっているとする。
再生周波数帯域は15Hz~40kHz。インピーダンスは22Ω。音圧レベルは102dB/mW。イヤーピース(S/M-/M/L)が付属する。