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intime、開放感と臨場感を高めたハイレゾイヤフォン「碧 Ti3 Edition2」
2021年3月22日 16:00
オーツェイドは、独自の積層型セラミックツイーターを搭載した、intimeブランドのカナル型イヤフォン「碧 Ti3 Edition2」を4月中旬より発売する。価格は3.5mmミニプラグタイプが19,800円(税別)、2.5mmバランスが24,800円(同)、4.4mmバランスが25,800円(同)。
ハイコスパイヤフォンの開発で培ってきたセラミックツイーター技術を活かし、intime初の上級者向けフラッグシップモデルとして'19年8月に発売した「碧 Ti3」の後継モデル。
「セラミックツイーターとチタンコートウーハーの最適化による深みのある低音はそのままに、開発時のコンセプトであった“一般的な3.5mmアンバランス接続でもバランス接続に負けない臨場感”に拘り、チタン筐体内部の微細な寸法を見直すことで、より開放感に優れた臨場感のあるサウンドに仕上げた」という。
ドライバーには、独自のセラミックツイーターと、チタンコートの10mm径ウーファーを採用。
ツイーターは低履歴特性のセラミック材料をベースに、より変位量の大きなセラミック素子を採用した第3世代VST2(Vertical Support Tweete)を引き続き搭載。一般可聴域を越えた超高域における感度がさらに増加し、より自然に近い音場の再生が可能となっているほか、リニアリティの向上による落ち着いた中高域も特徴のひとつとする。
チタンコートウーファーの周辺支持部材にはダンピング特性に優れた部材を用い、チタン合金の制震性も相まって余分な偏振動を抑制。速度感に加えて深みのある、沈み込むような低域の再生能力を持たせたという。
音響補正デバイスとして、TBI Audio System LLCの特許技術である第3世代HDSS技術を継続して採用。第2世代に比べ、より効率の良い音響補正効果を持つため、より乱れの少ない音を奏でることが可能。加えてHDSS技術は、キャビネット内部の音が振動板に影響を与えないため、自然な聴き疲れの少ない音を得られるとする。
既発の第3世代HDSS技術搭載モデル同様、筐体内部の最適化を行なうことで、音の流れが整然となりすぎてしまわないように配慮。HDSS技術による聴き疲れの少ない音にintimeならではの抜けの良い音が加わった、絶妙なバランスの音質を実現しているという。
Ti3同様、イヤフォンの軽量化を目的に、軽量なチタン合金を採用。素材特性を活かし、加工性・制震性・音響特性の全てをバランスよくまとめ、軽量筐体とは思えないような深くピュアな音を目指した。また、筐体内部構造の見直しにより、装着した際に感じる閉塞感を抑え、Ti3と比べてもさらに開放感のある音に仕上げたとのこと。
ケーブルには、日本ディックス製のハイブリッドケーブルを採用。芯材のHOT側にOFC+銀コート、COLD側にOFCを用いることで、優れた低域の解像度・臨場感・音の分離感を実現。プラグには、日本ディックス製Pentaconn OFCプラグを採用し、機械的な堅牢さと低信号損失を確保。接続部が音質に与える影響を最小限に留めているという。
再生周波数帯域は10Hz~55kHz。音圧レベルは100dB/mWで、インピーダンスは22Ω。Acoustune製AET07イヤーピース(S/M-/M/L)、本革ケース、イヤフォンポーチを付属する。