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Shiftall、超軽量VRヘッドセットや“メタバースで温度を感じる”デバイス
2022年1月4日 10:45
Shiftallは、メタバース向け新製品3モデルを発表。VRヘッドセット「MeganeX」、ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel」、音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」で、「より本格的にメタバース事業へと参入する」という。いずれもパナソニックと協業開発した製品で、Shiftall製品として発売する。
MeganeX
5.2K/10bit/HDRのディスプレイを搭載した超軽量の6DoF対応VRヘッドセット。SteamVRに対応しており、様々なVRアプリが楽しめる。「メタバース上のVRユーザーが今求めている“軽さ”を追求。年間2,000時間以上メタバース内で過ごすといわれるヘビーユーザーにも快適なプレイ環境を提供する」という。ケーブル部を除いた重量は約250g。
メガネ型のスピーカー内蔵の折りたたみフレームを採用しており、可搬性も考慮。リフレッシュレート120Hzで駆動する5.2K(2,560×2,560ドット×2個)/10bit HDRの1.3型マイクロOLEDディスプレイを搭載し、「世界最高水準の映像体験を実現する」という。
Snapdragon XR1プラットフォームを搭載しており、最適化された高品質なVR体験を実現。米Kopinとも協業し、LightningマイクロOLEDディスプレイと、Pancakeレンズを搭載している。
接続方式はDisplayPort Alternate Mode on USB-C、もしくはDisplayPort + USB2.0(付属のインターフェース変換BOXを利用した場合)。販売予定価格は10万円未満。
Pebble Feel
メタバースと連動するウェアラブル冷温デバイス。小石(Pebble)のような手のひらサイズのデバイスに高性能ペルチェ素子を搭載しており、体に装着して人体を温めたり、冷やしたりできる“パーソナル・エアコン”。
専用シャツと組み合わせることで人体との接触部分(首元)を瞬時に冷却・加熱。専用のSteamVR用アドオンを利用することで、VRChatのようなメタバース空間において、寒さ・暑さを体験できる。
既存のシェーダーを用いることで、誰もがかんたんに体感温度を指定したワールドを作成することができる仕組みも併せて提供するとのこと。メタバース目的だけでなく、暑い日に涼んだり、寒い日に温まるための道具としても使用可能。
ヒート&クールプレート部の温度は最低9度~最大42度(25度の環境において)。10,000mAhのモバイルバッテリーを使用した場合、使用時間は冷却モード「中」で約15時間、加熱モード「中」で約25時間。使用推奨温度(動作環境)は5度~40度。重量は約60g。対応OSはWindows(SteamVR)/iOS/iPadOS/Android。通信方式はBluetooth v5.0 Low Energy。販売予定価格は2万円前後。
mutalk
「mutalk」は、自分の声を周りに聞こえにくくする、音漏れ防止機能付きのBluetoothマイク。メタバースやオンラインゲームではボイスチャットを使うが、大声が問題になる事もある。
音漏れ防止機能を持ったBluetoothマイク「mutalk」は、安価にこの問題を解決するデバイスとして開発。専用のバンドで顔に固定し、両手がふさがっている状況でもハンズフリーで会話でき、大声でボイスチャットしても家族や隣人に迷惑をかけないという。
ビジネス用途での利用も想定。ストラップを外せば、話したい時だけ口に当てる使い方が可能。静かなオフィスやカフェなどのオープンスペースで電話会議をしても、周りに迷惑をかけたり、内容を聞かれてしまうことがないとする。
10時間連続利用可能。充電方式はUSB-C。対応OSはWindows/macOS/iOS/iPadOS/Android。通信方式はBluetooth v4.2 BR/EDR(HSP, HFP1.7)。販売予定価格は2万円前後。