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ヤマハ、HDMI搭載のゲーム配信向けミキサー「ZG01」
2022年4月20日 14:15
ヤマハは、ゲーム配信者向けのオーディオ機器「ZGシリーズ」3製品を6月1日に発売する。ラインナップと価格は、ゲームストリーミングミキサー「ZG01」が31,900円、ヘッドセット「YH-G01」が18,700円、ZG01とYH-G01がセットになった「ZG01 PACK」が45,100円。
【記事更新】ヤマハから発表されたZG01の価格に誤りがあったため、記事を更新しました。(4月21日13時)
ZGシリーズの発表に合わせ、ゲーム・配信向けのTwitterアカウント(@YamahaGame_jp)も開設している。
ZG01
ZG01は、ゲームプレイ、ボイスチャット、ゲーム配信に特化したオーディオミキサー。従来、ボイスチャットや配信をしながら快適なゲーム音声環境を実現するためには、様々な機能を持った機器を組み合わせる必要があり、機器配線が複雑化。その影響でノイズの発生トラブルが頻発に起こることに加え、原因も突き止めにくいという課題があったが、ゲーム配信に必要な機能を1台に集約することで、煩雑なセットアップをなくしたとしている。
PCとの接続はUSB-C。マイク入力に3.5mm、48Vファンタム電源対応のXLR入力を搭載。3.5mm 4極の入出力端子も備え、スマホとの接続にも対応する。音声出力はヘッドフォン用とモニターアウト用に3.5mmステレオミニ×2系統を備えている。
HDMI入力2系統と、パススルー仕様のHDMI出力1系統を備えているのも特徴。コンシューマーゲーム機との接続も手軽に行なえる。HDMI入力は、音声抽出可能なHDMI変換アダプターとしても機能。キャプチャー機能は非搭載のため、コンシューマーゲーム機を使ったゲーム配信の場合は別途ビデオキャプチャーに対応した機器が必要になる。
通常動かすことが少ない端子は全て背面に集約し、デスク周りの配線をとりまとめられるとしている。
専用ドライバーをPCにインストールすることで、2つのデバイスとして認識され、2系統の音声チャンネルの送受信が可能になる。これにより、例えば、ボイスチャットアプリにはユーザーの声だけを送るように設定し、配信アプリにはゲーム音声も含めた音声を送るように設定するといったような使い方ができるようになっている。
マイクミュートボタン、HDMIセレクトボタン、モニターセレクトボタンを搭載。音声調整はトータルボリュームのほか、マイク/ヘッドセット、ボイスチャット、ゲームの音声用にそれぞれノブやフェーダーを搭載。個別で調整でき、ストレス無くゲームに没入できるという。
ゲーム用に独自の音声処理も搭載。ステレオヘッドフォンでも限りなくリアルな立体音響効果を得られるという、独自のヘッドフォンサラウンド技術「ViReal Technologies for headphones」をゲーム向けにチューニングした「ZG Surround」や、サラウンド以外の音声処理として、ゲーム音声に対して自分のキャラクターの出す音声を抑えたり、環境音のみを強調する「Focus Mode/EQ」を搭載。ボイスチャット相手の声を仮想立体空間に配置し、ゲーム音声との被りを避けて聞き分けやすくする3D Chat Spaceも備える。
ゲーム用のサウンドエフェクトは、3つの物理ボタンにプリセット登録して瞬時に切り替えが可能。また、サラウンド変換された信号は、そのままTwitchやYouTubeに配信できるため、配信者の体験している臨場感を、一般的なステレオヘッドフォン/イヤフォンを使用している視聴者にも届けられるとしている。
ボイスチェンジャー、無線音声、放送規制音、エコーなど、ボイスチャットや配信を盛り上げるDFPエフェクトも搭載。本体に備えたボタンを押すだけで使用できる。
専用ソフト「ZG Controller」では、音量や各種エフェクトの設定を細かく編集できる。ゲーム音声やヘッドフォンモニターの設定はプリセットファイルとして書き出し/読み込み可能で、ユーザー同士で設定の共有なども行なえる。
消費電力は最大7.5W。入出力端子とは別に電源用のUSB-Cも備える。外形寸法は195×110×47.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は0.8kg。USB-Cケーブル(1.5m)、USB-A to Cケーブル(1.5m)などが付属する。
YH-G01
YH-G01は、長時間の使用とシリアスな音の聞き取りを想定したという有線ゲーミングヘッドセット。コネクターは3.5mm 4極。PCやスマホなどの通信デバイスと組み合わせて最小限のリモート会話環境を構築できるほか、ZGシリーズ、AGシリーズと組み合わせることでより本格的な配信環境も構築できる。
プロオーディオ向けモニターヘッドフォンと同じ高音質ドライバーを採用し、過度に高域や重低音を付与することなく原音に忠実な音設計で、スタジオクオリティの音質を実現。
周囲の余計な環境音から声だけを抽出する脱着可能なコンデンサーマイクを搭載。
軽量かつ適度な側圧に加え、27mm厚のイヤーパッドには蒸れを軽減するメッシュ素材を採用。快適な装着感を追求したという。
再生周波数特性は20Hz~20kHz。インピーダンスは35Ω。出力音圧レベルは94.4dB/mW。重量は約240g。マイク、ヘッドセットオーディオ分岐ケーブルなどが付属する。
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— ヤマハ(ゲーム・配信) | Yamaha Game Streaming (@YamahaGame_jp)April 20, 2022
ヤマハ AGシリーズが
ゲーミングギアに生まれ変わった!?
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その名もゲームストリーミングミキサー「ZG01」#ゲーム配信#ボイスチャット#バーチャルサラウンド#ボイスチェンジャー#AG03#ZG01
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