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HiBy、A級ディスクリートアンプ搭載のエントリークラスDAP

「HiBy R5Gen2」

飯田ピアノは、HiByブランドのポータブルオーディオプレーヤー「HiBy R5Gen2」を、6月10日に発売する。価格はオープンプライス。予約受付とデモ機展示は6月3日より開始する。

Android 8.1がベースの独自OS「HiBy OS」を搭載した、エントリークラスの小型DAP。旧モデルR5シリーズのパッケージからオーディオ回路の充実に着目し、フラッグシップ級のA級ディスクリートバランス増幅回路を採用して、さらなる音質の向上を実現した。SoCはSnapdragon425。

8つの高出力ペアバイポーラトランジスタを含む、ディスクリートコンポーネントで構成された4つの独立したプッシュプル増幅チャンネルを備え、優れた電流出力電力と可変負荷の制御を実現。Calss A amp modeによって、THDは0.0006%を達成した。

DACチップにはES9219CDACをデュアル構成で搭載。768kHz/32bitまでのPCM、DSD 256をネイティブサポートし、SNRは130dB、THD+Nは-112dB未満。統合されたDACアンプ出力(エコノミーモード)機能を使用することで、優れた低消費電力と35時間以上の長時間再生を実現している。MQAもサポート。

45.158MHzと49.152MHzのデュアル独立水晶発振器や、163個の高精度抵抗器、19個のパナソニックタンタルPOSCAP、4個のELNA製電解コンデンサを採用。電源リップルを最大限に抑制し「絹のような黒いバックグラウンドを生み出す」という。

内蔵バッテリーは4,500mAhで、Calss A amp mode時でも10時間の再生が可能。QC3.0急速充電に対応し、充電時間は約2時間。コンパクトな筐体ながら、720×1,280ドットの4.7型ディスプレイを搭載する。RAM容量は2GBで、内蔵ストレージは16GB。最大2TBまでのmicroSDカードを使用できる。

HiBy OSは、同社が自社開発したHiFiオーディオのためのシステムアーキテクチャで、オーディオ処理のためにゼロから最適化。Androidアプリを自由にインストールできるほか、USBオーディオ入出力、ワイヤレスオーディオ入出力、システムワイドオーディオエフェクトなど、高度なオーディオ機能にも対応している。システム全体のサンプルレート変換(SRC)をバイパスし、さまざまなアプリからのロスレス音楽も楽しめる。

スマートフォンからプレーヤーを操作できるHiByLinkを利用可能。HiByMusicがインストールされているスマホがあれば、Wi-FiまたはBluetoothを介してR5の再生、ボリュームコントロール、プレイリスト管理をリモートで制御できる。

Bluetooth 4.2準拠で、コーデックはUAT、LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBCをサポート。Wi-Fiは2.4GHz、5GHzのデュアルバンドで、DLNA/WiFi音楽転送をサポートする。

出力端子は3.5mmステレオミニ、2.5mmバランス、4.4mmバランス。ソフトウェア制御によりすべてライン出力に切り替えができる。

ボディ素材はアルミニウム。高品質のPUレザー製ケースが付属し、本体を引っかき傷や落下から保護する。外形寸法は123×71.3×15.5mm、重さは220g。USB Type-Cケーブルやスクリーンプロテクターなどが付属する。