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KEF、HDMIやUSB入力搭載ワイヤレススピーカー「LSX II」
2022年6月23日 19:02
KEFは、ワイヤレススピーカーの新製品「LSX II」を発表した。価格はペアで231,000円。HDMI入力端子を搭載しており、HDMI ARCでテレビ、ゲーム機などと接続し、音楽だけでなく、映画やゲームの再生にも使用可能。KEFのサブウーファーを接続するための専用端子も備え、重低音の増強にも対応する。
オールインワンスピーカーLSXの第2世代と位置づけられ、「より高解像度でバランスのとれたサウンドと、包括的な接続性を実現するためにアップグレードされた」という。
Bluetooth受信に対応するほか、「W2ワイヤレスプラットフォーム」を採用し、Spotify Connect、日本未サービスだがTidal Connectにも対応。Amazon Musicなどの音楽配信サービスもサポートする。AirPlay 2、Chromecastもサポートし、様々な機器から手軽に音楽を伝送・再生可能。
前述の通り、HDMI(ARC)端子も備え、テレビなどと接続が可能。さらに、USB Type-C入力も備え、パソコンとも手軽にUSB接続できる。その他にも、光デジタル音声入力、ステレオミニのアナログ音声入力、LAN端子も備えている。左右スピーカーの接続にもLAN端子を使用する。RCAのサブウーファー出力も搭載。
再生対応データは、ネットワーク再生時が最大384kHz/24bit、光デジタルが最大96kHz/24bit、USB-Cが最大192kHz/24bit、HDMIが最大1.411Mbps PCMまでサポートする。ネットワーク再生時の推奨フォーマットはMQA, DSD, FLAC, WAV, AIFF, ALAC, AAC, WMA, MP3, M4A, LPCM, Ogg Vorbis。
なお、左右のスピーカーは有線接続も、ワイヤレス接続も可能。ワイヤレスの場合は全てのソースを48kHz/24bit PCMに変換して伝送する。LAN端子での有線接続では、全てのソースを96kHz/24bit PCMに変換しての伝送となる。
サウンドもグレードアップ。より高解像度でバランスのとれたサウンドを実現するため、内蔵する「Music Integrity Engine(MIE)」の特注デジタル信号処理アルゴリズムを強化し、精密にチューニング。Uni-Qドライバーに最適化されたMIEにより、クリアで正確、かつよりバランスのとれたサウンドを、完璧なタイミングで再生できるという。
同軸ユニットの「Uni-Qドライバー」を採用。高域用に19mmのアルミニウムドーム、中低域用に115mmマグネシウム/アルミニウム合金製振動板を採用し、その2つを同軸上に配置している。
各ユニットを個別のアンプでドライブしており、高域用の出力は30W、中低域用は70W。クラスDアンプを使っている。消費電力は200W。
外形寸法は155×180×240mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1セット7.2kg。
スマホ向けに「KEF Connect App」を用意。設置する部屋や好みに合わせてイコライザーを設定できる。
デザインは、インダストリアルデザイン界の巨匠、マイケル・ヤング氏が担当。仕上げは、マットサテンのミネラルホワイト、光沢のあるラヴァレッドのほか、デンマークのテキスタイルデザイナーKvadrat別注デザインファブリックを使用したカーボンブラック、コバルトブルー、サウンドウェーブ・バイ・テレンス・コンランエディションの5種類を展開する。