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ソニー「mocopi」にAR背景モード&VRoid Hub連携対応
2023年4月6日 12:40
ソニーは小型モーションキャプチャー「mocopi」のiOS版スマホアプリをアップデート。AR背景モードや、VRoid Hub連携機能のほか、撮影時にアバターのポジションを変更したり、撮影中にカメラ固定や腰固定の変更が行なえるようになった。Android版のアップデートは後日公開予定となっている。
AR背景モードは、収録画面から背景切り替え画面で「AR背景」を選択することで使用できる。スマホのリアカメラで写した映像を背景にできるため、現実空間にアバターを合成した動画をスマホ単体で撮影できるようになる。
撮影中もアバターの移動、回転方向の変更などが可能になり、より柔軟に撮影できるようになった。画面下部には、大きさ、奥行き、回転のアイコンが表示されるため、調整した項目を選択して指で感覚的に調整可能。
従来、mocopiを使って現実の風景にアバターを合成した動画を作る場合、スマホアプリ内でグリーンバックで撮影したアバターの動画と、別撮りした風景の動画を編集で合成したり、風景撮影用のカメラを用意し、PC上でバーチャルモーションキャプチャー(ばもきゃ)やOBS Studioなどのソフトと組み合わせて撮影するなどの必要があったが、スマホ単体で簡単に行なえるようになった。
VRoid Hub連携に対応し、アバターの取り込みも簡単に行なえる。Vroid Studioで作成した3Dアバターなど、Vroid Hubにアップロード済みのアバターをアプリで簡単に読み込める。アバターのデータはスマホ内に保存されないため、アバター選択時はネットワーク接続が必要だが、一度選択すれば、撮影時は通信せずに読み込んだアバターを使い続けられるという。
撮影時の機能もアップデート。新たに撮影中のアバターポジションをワンタップで初期位置に戻せる機能が追加されたほか、撮影中/伝送中にカメラ固定や腰固定の変更が可能になった。
さらに、カスタムアバターの読み込み時にラインセンスを表示して内容が確認できる。
mocopiの公式キャラクターRAYNOSちゃんのYouTubeチャンネルも登場。mocopiの使い方動画や、RAYNOSちゃんの日常動画などを投稿していくという。