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オーディオルームの低音を吸音、積み重ねもできる静科「SHIZUKA Stillness Panel LACOS」

「SHIZUKA Stillness Panel LACOS(ラコス)」。サイズはラージ(高さ1,000mm)とスモール(高さ500mm)の2サイズ展開

静科は、低音の吸音に特化したベーストラップ「SHIZUKA Stillness Panel LACOS(ラコス)」を発表。受注生産で、8月から予約販売を開始する。オープンプライスで、価格などの詳細は販売を担当する宮地楽器RPMまで。

オーディオルームやマスタリング環境などでの使用を想定。低音は中高音域と比較して透過、回折しやすい(障害物を回り込みやすい)という特性があり、オーディオや録音環境作りにおいても、スピーカー裏のように部屋のコーナー部に溜まるなど、対策が難しい音域だという。

特に低音の反射問題は、本来聴かせたい中高音域を過剰にマスキングしてしまう悪影響もあるとのこと。

こうした問題を解決するため、「既存の製品以上に低音域により効果が高い製品」をコンセプトに、約2年間開発を進め、完成したのが「SHIZUKA Stillness Panel LACOS」となる。

形状は三角錐で、全面が吸音面のため、部屋の隅やスピーカー中央に配置可能。サイズはラージ(高さ1,000mm)とスモール(高さ500mm)の2サイズ展開で、積み重ねて使うこともできるほか、オプションの脚と組み合わせることで高さの調整もできる。

積み重ねて使うことも可能

ラージタイプは広範囲でしっかりと吸音したい人向けで、重さは7kg。スモールタイプは重さ4kgと手軽に移動が可能なのが利点となる。カラーはマット色の黒フレームに表面ブラック/シルバーの2色。

既存の「SHIZUKA Stillness Panel SDM」と組み合わせることで広範囲の吸音性能を発揮。SHIZUKA Stillness Panel SDMを二等辺三角形の形に設置することで全面が吸音面となり、入隅をフラット面とし、より低音域への効果量を上げられる。「スポンジ材やグラスウールでも、中高音域には多少の効果はあるが、低音吸収に優れたSHIZUKA Stillness Panel SDMを使うことでよりクリアな音を実現している」という。

外形寸法は、ラージが410×410×1,000mm(幅×奥行き×高さ)、スモールが410×410×500mm(同)。表面材はアルミ繊維材、吸音層は発泡樹脂。フレームはアルミとなっている。